市民演劇2021「アンデルセン・生涯と作品」、公募による市民が3作品を朗読と音楽で紡ぐ舞台

  2021/10/29
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以下は 3 年前に書かれた内容です

10/29(金)市民演劇2021「アンデルセン・生涯と作品」

公募による市民が3作品を朗読と音楽で紡ぐ舞台

 市民朗読劇「アンデルセン・生涯と作品~みにくいアヒルの子~」が11月19日・20日の2日間、船橋市民文化創造館の主催で「船橋市民文化創造館(きららホール)」(船橋市本町1-3-1、TEL 047-423-7261)で開催される。

 同朗読劇は、市制80周年に向けて2015(平成27)年から始まった3年計画「アンデルセンプロジェクト」の後を継ぐもの。昨年はコロナの影響で開催ができなかったが、今回7年目の舞台になる。

 8月11日には説明会が開かれたが、コロナ感染の第5波が猛威を振るう9月はZOOMを使ったリモートでの練習になり、10月から「船橋市民文化ホール」と「船橋市民文化創造館(きららホール)」で実際に顔を合わせての練習が始まったという。

 脚本・演出は劇団キンダースペース主宰の原田一樹さん。芸術監督は、船橋市文化芸術ホール芸術アドバイザーとして20年来船橋市に関わり続けている、パーカッション演奏家であり作曲家でもある和田啓(ケイ)さん。そして演出助手を同劇団の瀬田ひろ美さん、歌唱指導を「オフィス・テイルタ&べラボーミュージック」の松本泰子さんが担当する。

 原作はハンス・クリスチャン・アンデルセンの文学童話「マッチ売りの少女」「ティーポット」「パンを踏んだ娘」。作品を選び脚本を手掛けた原田さんは「マッチ売りは皆さんもよく知っているアンデルセンの代表作ですが、日の当たっていない作品にも、コンプレックスを抱えたアンデルセン自身を投影したような、共感できるいいものがたくさんあります」と話す。副題にもなっているミュージカル仕立ての「みにくいアヒルの子」の4作品をやる予定だったが、いろいろな状況を考え3作に絞ったという。

 和田さんは「今年も紆余曲折はありましたが、市民の強い熱意も感じていましたので、開催への強い要望を市に出しました。その思いを汲んでくださって今に至ることが本当にうれしいです」と、開催にこぎつけたことへの喜びを話した。「芝居に関しては原田さんを信頼していますので、見る側も演じる側も楽しんでもらえたら」とも。

「ZOOM稽古には感動しました」と話す瀬田さんは、「コロナだったからこそ得られたこともあり、絆が生まれたと思います」と話す。そして、コロナ禍で気を遣うことが多い歌唱について松本さんは「今回歌は、最後に1曲しかないんですが、やれないと止まってはいられません。今できることをやっていきたいと思っています」と話す。

 スタッフを入れて総勢25人が舞台を作る。舞台上は10人という制約がある中、音楽と映像を駆使して舞台を構成しているという。

 11月19日の開演は19時、20日は14時。料金は一般=1,000円、高校生以下=500円。全席指定。申し込みはきららホールの窓口か電話、オンラインチケットシステム(https://piagettii.e-get.jp/fnbsbkhall/pt/)からになる。

  • 船橋市民文化ホールでの稽古前アップの様子

  • 船橋市民文化ホールでの稽古の様子

  • 2019年開催時の様子。原田一樹さん作詞、和田啓さん作曲の「もみの木のテーマ曲」を全員で歌うハイライトシーン

以上は 3 年前に書かれた内容です
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