船橋市場の市場カフェで「農業と音楽を楽しむ会」、多古米王子とファミリーコンサートのコラボを「ちば食べる通信」がプロデュース
船橋市地方卸売市場内の市場カフェで11月23日、多古米と音楽がコラボした企画「農業と音楽を楽しむ会」が行われる。
今回、多古米生産者と音楽のコラボをプロデュースしたのは「ちば食べる通信」編集長の佐藤謙太さん。さらに、会場となる市場カフェに編集部を置く「Mamachi編集部」の小林夢生編集長が協力してマルシェが合流する。
多古米を提供するのは農業従事者の育成や移住促進など多古町の観光プロモーションにもにかかわりが深い多古米王子こと萩原宏紀さん。萩原さんは、多古町で代々続く農家で「たこまいらいふ萩原農場合同会社」の代表。
1989年12月31日多古町生まれ、多古町立多古中学校、木更津総合高校を経て東京農業大学卒業。その後実家を継ぐ形で就農。米の生産・販売だけでなく、都内のファーマーズマーケットなどでも多古町の野菜なども販売してきた。
また、SNSで情報発信や地域人材との交流を積極的に行っており、地域内外に多くのフォロワーを抱えるインフルエンサーとして多古町や多古米、農業に関する情報発信を積極的に行っている。
ファミリーコンサート出演者
今回、萩原さんとコラボする音楽家たちを率いるのは、船橋市内出身のピアニスト菊川夏未さん。今回は、「ファミリーコンサート」と銘打って、幅広い世代に親しまれている音楽を中心にプロの演奏家たちが観客を魅了する。
菊川さんは、市立船橋高校卒業後、武蔵野音楽大学音楽学部器楽学科ピアノ専攻を経て同大学院音楽研究科修士課程修了。2021年日本クラシック音楽コンクール本選にて優秀賞を受賞、12月に行われる全国大会への出場が決まっている。現在は首都圏を中心に演奏活動を行う傍ら、後進の指導にも力を入れ船橋市内で菊川音楽教室を主宰している。
今回一緒に演奏するのはヴァイオリン奏者でフェリス女学院大学音楽学部演奏学科出身の佐藤有紗さんと、ヴィオラ奏者で武蔵野音楽大学音楽学部器楽学科出身の照沼響さん。
佐藤さんは、千葉県出身。5才からヴァイオリンを始め千葉県立千葉女子高校を卒業。フェリス女学院大学音楽学部演奏学科修了時に江口奨学金第三種を受賞。第89回読売新人演奏会に出演。戸田弥生氏に師事してきた。
照沼さんは、千葉県船橋市出身、13歳より管弦楽部にてヴィオラを始め千葉県立千葉女子高校を卒業。ヴィオラを恵谷真紀子、室内楽を安冨洋、深山尚久各氏に師事。2017年度音楽大学フェスティバルオーケストラに選抜、武蔵野音楽大学管弦楽団のヴィオラ主席を務めた経験を持つ。
千葉県内の生産者を紹介する「ちば食べる通信」
また、この企画をプロデュースしているのが「ちば食べる通信」編集長の佐藤謙太さん。
「ちば食べる通信」は、千葉県内の優秀な一次生産者を長期にわたって密着取材し編集する雑誌。その雑誌にセットで届くのが取材対象者の農水産物。
生産者の「食にかける思い」を知った上でその生産者が手塩にかけて作った生産物を食べることができる為、「大量生産・大量消費で忘れかけていた食のありがたみを思い出させてもらえる」「野菜は安いのが当たり前だと思っていたけど、こんなに手間がかかるのできちんとした価格で購入しないと農家が続かないのも納得」などの声が上がり、昨年の創刊以来右肩上がりで購読者数が増えているという。
同編集部では、読者向けに生産者と読者がリアルに触れ合える場作りを行っていく事で農業への理解と農業を身近に感じてもらえる環境作りを目指している。
地域コミュニティのハブ「市場カフェ」
船橋市内で「ふなばし再発見!!マガジンMyFuna」「MyFuneねっと」「船橋経済新聞」などを運営するMyFunaグループが運営、地域のハブとなるコミュニティカフェとしての機能を持っている「市場カフェ」を拠点として地域交流と農業交流を実践する。
会場ではMamachi[編集部と関わりのある作家、街づくりの人たちがマルシェを出店。みそ玉作り、野菜スタンプのエコバッグ作り・自然のツルを使ったリーズ作り、米粉スイーツの販売、フェルトのおままごと用品販売・ワークショップ(おにぎり時計)、子ども店長によるお楽しみゲームコーナー、多古米を使った体に優しい弁当の販売など多彩な催しが行われる予定だ。
駐車場は無料。イベント時間は10時半~15時。