「若者たちが奏でる本中山2023ミュージックフェスティバル」、 地元市民100人が生演奏を楽しむ
7/15(土)「若者たちが奏でる本中山2023ミュージックフェスティバル」
地元市民100人が生演奏を楽しむ
船橋市西部公民館(船橋市本中山1-6-6)で7月8日、「若者たちが奏でる本中山2023ミュージックフェスティバル」が開催され、約100人が来場した。
イベントを主催した「船橋市本中山地区社会福祉協議会」の髙久千也子会長は、「これまで取り組んできた子どもたちやお年寄りに向けた事業に加えて、若者たちが参加できる事業を企画したかった。コロナ禍で続いた人数制限がなくなり、初めて大きなイベントが実現できた」と開催の喜びを伝えた。
第1部は「UMAカルテット」によるジャズ演奏。「ルパン三世のテーマ」「サマー・タイム」などで観客は大盛り上り、「聖者の行進」では会場が手拍子に包まれた。サックス担当の金子佑麿さんは「私は音楽学校のジャズ・ポピュラー学科の学生で、バンドは同級生や知り合いが集まった学友バンド。ユニークな個性が伝わる演奏を伝えたい」と話した。
第2部はクラシック演奏。はじめは船橋市で「虹音ピアノ教室」を開く土屋駿也さんのピアノソロで、ショパンの3つの名曲が披露された。軽やかな「子犬のワルツ」や迫力に満ちた「革命」など、豊かな音色で観客を魅了した。
次に、土屋さんもバイオリンで参加する「カツシカ・チェンバーオーケストラ」の演奏。ヴィヴァルディの「四季」や芥川也寸志の「弦楽のためのトリプティーク」などが披露された。
金子さんは「船橋市のこの地域はオーケストラの部活がとても盛んで、コンクールで優勝経験のある小栗原小学校、葛飾中学校、幕張総合高校出身のメンバーが集まっている。実力のある仲間たちの夢の共演を楽しんでもらえたらうれしい」と話した。
会場にはさまざまな年齢層の観客が集まり、馴染みのある曲の数々を楽しんだ。参加した男性は「生の演奏を聞くのは久しぶりのこと。若い人たちが楽しそうに演奏しているのに触れて心が弾んだ」と喜んだ。
髙久会長は、「この地域には音楽に関わっている子どもたちがいっぱいいる。2024年夏のフェスティバルにはもっと多くの若者に出演してもらいたい」と呼びかけた。
出演の問い合わせは、本中山地区社会福祉協議会事務局(TEL 047-472-2406)まで。