船橋在住のアーティストによる「再生アートとボロパッチ展」 廃品や古布などを再生してアートに
11/28(日)船橋在住のアーティストによる「再生アートとボロパッチ展」
廃品や古布などを再生してアートに
船橋スクエア21(船橋市本町2-1-1船橋スクエア21ビル3階)で11月27~28日、船橋在住アーティストのおやまかずひこさんによる「再生アートとボロパッチ展」が開催された。
おやまさんは、廃品になった電子部品や機械などの部品を使った「再生アート」を手掛けるクリエイターで本業はグラフィックデザイナー。クリエイター活動の拠点として、アトリエも兼ねた事務所「つくりて工房」(宮本6-4-1、TEL 047-489-1303)を2018年10月に開業し、クリエイター仲間の作品展示やワークショップの場としても活用している。
コロナ禍でも作品を作り続けていたというおやまさん。緊急事態宣言が明けた段階で、作品を披露する場を設けたいと思い、自身初となる個展の開催を決めたという。「SDGsがニュースでもたびたび取り上げられていて、まさに自分の作品が持続可能な創作活動だと思った」と話す。個展のテーマは「『サステナブル』―持続可能な創作活動」。
同日は、使われなくなったカメラや時計、電子部品などを使用した「再生アート」の作品と、洋服や帽子、バッグなどに絣(かすり)などの古布や藍染の襤褸(ぼろ)きれなどをパッチワークした「ボロパッチ展」の作品など、約100点が展示された。
「『ボロパッチ』は古くなった洋服やカバンを古布などでパッチワークするので、ダブルで再生できる」とおやまさん。絣などの古布は、新しい布では出せない味わいがあるという。「古い絣の着物があるが、捨てるに捨てられないのでもらってくれないかとの問い合わせもあった。こういうことがまさにサステナブルですよね」とも。
使わなくなったランドセルは、キーホルダーなどの小物や大人でも使えるようなバッグにリメイクしている。
来場者は「いろんな部品や使わなくなった昔のものが、新しいものに生まれ変わってすごく素敵。部品を使ったアートは、何が使われてるのか見つけるのも楽しいし、ロボットのようにも見えたりするのもあって面白い」と感想を話した。