前原に「小さな絵本カフェ acero(アチェロ)」、絵本を連想させるフードメニューで世代間交流できる場に
9/7(木)前原に「小さな絵本カフェacero(アチェロ)」
絵本を連想させるフードメニューで世代間交流できる場に
JR津田沼駅、新京成線・前原駅の両駅から徒歩15分、前原西のバス通り沿いに「小さな絵本カフェ acero(アチェロ)」(船橋市前原西5-17-6、TEL 047-407-0652)が8月29日にオープンした。
同店を立ち上げたのは、都内のカフェやバーで店長をしていたオーナー・原田尚弥さんと、市内保育園などで保育士をしていた蓉子さん夫婦が「世代間交流のできるお店に」との思いから。
「楓の木が彩り豊かな葉をつけるように、多様な人々が集まり、楓の花言葉の通り、調和する場にしていきたい」との願いを込め、イタリア語で「楓」を意味する「acero(アチェロ)」と名付けた。
「近隣に児童ホームや保育園もあり子育て世代も多いが、一人住まいの高齢者も多い土地。新型コロナウイルスの流行で子どもに気軽に声を掛けられなくなったが、子どもたちの笑い声に癒されに行く、赤ちゃん連れの方も泣き声や周りの目を気にせずにゆっくり過ごせる、そんな場所にしたい」と蓉子さんは話す。
店内は4人掛けテーブル席3卓、2人掛け2卓の16席。白を基調にシンプルな内装にカラフルな絵本が映える。店内には蓉子さんが選んだおもちゃも置かれ、「保育士時代の経験を活かし、子どもが自分で考えながら遊べる手作りのおもちゃを年齢別の発達を考えて置いています」と話す。
メニューは絵本に登場する食べ物や、絵本を連想させる見た目にこだわって開発。「カステラホットケーキ」(1,100円)は、2匹のネズミが大きな卵でカステラを焼く絵本を連想させるホットケーキとなっており、同店のインスタグラムでの投稿を見て「これを食べたくて来た。絵本のまんま」とコメントした来店客もいたという。
フードメニューは、ブランチメニューは「ローストチキンとフレッシュトマトのベーグルサンドプレート」(1,000円)や「マルゲリータピッツァ」(1,200円。いづれもサラダ・スープ付き)など。パンやピザ、ベーグルの生地は手作りし、店内で焼き上げている。手作りの焼き菓子も扱い、テイクアウトも可能となる。
「味にこだわったコーヒーのほか、子どもや妊婦さんでも楽しめるようノンカフェインなど幅広いドリンクメニューを用意しています」と尚弥さん。ドリンクは、コーヒー、紅茶、チャイ、クリームソーダなども提供する。
コーヒーは尚弥さんの出身地、福島県にある焙煎所「cafe HIRANAGA」の豆を使用したハンドドリップ(500円)、水出しアイスコーヒー(500円)などを用意。そのほか、自家製レモネードや、ラテアートが楽しめるカフェモカ、ストロベリーラテや宇治抹茶ミルクラテといったホットドリンクもあり、種類豊富に用意する。
今後は絵本の読み聞かせやワークショップの開催も予定。イベントなどの情報は同店のインスタグラム(@ehoncafe_acero)で発信していく。
営業時間は11時〜17時(L.Oフード16時、ドリンク16時30分)。日曜日定休。