アメリカ男子体操チームが七林小とオンライン交流会、市船体育館で事前合宿・練習中の代表選手と
7/21(水)アメリカ男子体操チームが七林小とオンライン交流会
市船体育館で事前合宿・練習中の代表選手と
東京2020オリンピックに向けたアメリカ男子体操チームの事前合宿が、7月17日から市立船橋高校(船橋市市場4-5-1)第3体育館で行われ、7月19日、七林小学校(船橋市七林町115-13)の児童と選手とのオンライン交流会が行われた。
オンライン交流会に参加したのは、七林小学校の5年生27人とアメリカ男子体操チームの代表選手5人の中から、船橋市での事前合宿が2回目となるアレック・ヨーダー選手。ヨーダー選手は2018年にも船橋での事前合宿に参加し、今回で2度目になる。2021年の全米選手権では、あん馬の種目で銀メダルを獲得している。
子どもたちは、選手にエールを送るために自らイラストを描いたうちわを用意して選手を迎えた。ヨーダー選手が画面上に表れると、子どもたちからは歓声が上がった。挨拶を済ませた後、代表の生徒2人が自ら考えたというメッセージを英語で読み上げた。
5年生の石橋能和(のあ)さんは「オリンピックの代表への選出、おめでとうございます。自分に自信を持って頑張ってください」、同じく5年生の本田麦(むぎ)さんは「私も体を動かすことが大好きなので、応援することができてうれしいです」と伝えた。2人とも、日本の選手だけでなくアメリカの選手も応援したくなったという。最後は子どもたちが声をそろえて「東京オリンピック、頑張ってください」と締めくくった。
ヨーダー選手は試合について「チーム全体がいい演技をできるといいです。できればメダルが欲しい」と話し、「子どもたちと交流できてとてもうれしい」とも。また、「船橋の人たちにとても良くしてもらってうれしいです。とてもいい関係が築けていると思うので、これからも関係を続けていきたい」と話した。
コロナ禍での練習について「私たちの安全と船橋市のみなさんの安全、どちらも確保しなければならないので非常に難しいですが、船橋の方々は一生懸命にサポートしてくれています。とてもきれいで清潔な環境の中で練習させてもらっているので、いいオリンピックになると思います」と話した。
なお、選手団の受け入れは7月25日まで。感染症対策として、選手団と市職員・バス運転手なども含む関係者は毎日PCR 検査を実施。練習会場や選手村、空港への移動以外は外出禁止、市民との接触はなしとし、宿泊施設はフロアを借上げ、食事は個室で食べるようになっている。
空港からの体育館への移動はマイクロバスを利用、市内移動はタクシーを借上げた。練習会場には警備員を配置し、部外者との接触をさけるようにし、万が一、陽性者が発生した場合は、船橋市保健所の指示のもと対応するという対策を取っている。
アメリカ代表選手5人は、John(Brody)Malone(ジョン ブロディ マローン・20)さん、Yul Moldauer (ユル モルダウアー・24)さん、Sam Mikulak(サム ミクラック・28)さん、Shane Wiskus (シェーン ウィスカス・23)さん、Alec Yoder (アレック ヨーダー・24)さん。コーチ陣、補欠選手、スタッフを含め体操チームは全22人となる。宿泊施設については市内の宿泊施設を利用。テロ対策などの関係から非公表となっている。