印西市・牧の原モア内にコワーキング&シェアキッチン&レストランなど併設の「牧の原テーブル」

  2021/12/3
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印西牧の原駅すぐ近くの「牧の原モア」内のフードコートがリニューアル、12月3日から「牧の原テーブル」として稼働する。

牧の原モアの運営者は、株式会社千葉ニュータウンセンター。

 牧の原モアは、2005年開設。このほど、地域住民が作っていく街を実現させるためにその核となる拠点として「牧の原テーブル」が開設されたという。

 レストラン、コワーキングスペース、キッズルーム、地元産品販売などのセレクトショップが併設となった複合スペースで、このスペースの運営は、株式会社みなも(千葉県八千代市:代表取締役社長・岩崎肇)が受託している。

ちなみに、コワーキングスペース部分に関しては戸田建設株式会社(東京都中央区八丁堀)が運営し、受付業務などを「みなも」に委託するという形をとっているそうだ。

戸田建設としては、自社の持つノウハウやテレワーク需要の拡大に対して「都心部だけでなく地方でもその経験を活かすことができるのではないか」と「みなも」との連携に至ったという。

 「みなも」は、八千代市に本拠地を置き2019年に国土交通省の民間まちづくり活動促進・普及啓発事業に、「新川ウォーターフロント事業」として採択されている事業体。

印旛沼から千葉市まで流れる新川沿いにある公共施設運営などを通じ「既存の地域資源の有効活用」「地域的・経済的自立」「支え合う地域間ネットワーク」を実現していくのが目標だ。2020年に法人化し現在は、「道の駅やちよ」などの運営も行っている。

道の駅やちよに隣接する「みんなのレストラン」

 レストランスペースは、みなものグループ会社で「貝殻亭リゾート(八千代市)」を運営する「株式会社GPI」のノウハウで運営。レストラン機能に加え、菓子製造許可を持つ「シェアキッチン」、総菜製造許可を持つ「セントラルキッチン」を持っている食の拠点。

ちなみに、このレストランで提供されるコーヒーは、船橋市に本拠地を置くコーヒー商社「Philocophia」共同代表で2016年度のハンドドリップ世界チャンピオン・粕谷哲さんが監修している。

オープンを前に入念にチェックするスタッフたち

シェアキッチンでは、菓子製造とともにパン製造も可能な焼き窯を設置。シェアキッチンで借りている日にレストランスペースの来店客に自分の商品を販売する事も可能。もちろん、ここで作ったものを外で移動販売することもできる。

セントラルキッチンでは、各種惣菜製造の許可を得ているので、ここで製造したものを真空パック化、冷凍して惣菜商品として販売する事ができる。現在も地域の個人店シェフが調理した自慢のメニューを商品化して店内で販売している。

牧の原テーブルの飲食スペース

 また、レストランスペースには広々としたキッズルームも配備。子ども達が靴を脱いで遊べるクッションフロアの広場にテーブル席を併設。周辺住民に多い子育て世代向けに配慮されている。

ソファ席のレザーは、濡れても大丈夫で汚れにも強いフェイクレザーを使っている様子。キッズルームからテーブル席や化粧室も近いので子育てママにとっては心強い。

 セレクトショップスペースでは、地元の産品に加え全国各地の優れた産品からも商品を厳選し販売している。

「道の駅やちよ」内の飲食スペース「みんなのレストラン」で高評価を得ている地域の個人店シェフが作る自慢のレシピ「まちシェフ」シリーズや「船橋珈琲タウン化計画」の「Philocophia」商品などもこのスペースで販売。

 コワーキングスペースでは、Suicaなどの交通系ICカードを初会訪問時に登録する事で会費の支払や非接触での開錠などに対応。ワークスペースには、ソファ席、ハイチェア席、テーブル席、ソロワーク席やオンライン会議に対応する半個室席など全42席を用意。会議用に利用できるテーブル席も用意している。

 全てのスペースからアクセスしやすい中央部にコンシェルジュカウンターを設置。コンシェルジュスタッフが常駐、コワーキングスペースでのイベント相談やコワーキング会員の組織化によって牧の原モア全体の販促・イベントなどの広告代理店業務なども受託していく見込みだという。

 「子どもの頃を思い起こしてみると、『故郷(ふるさと)』を感じさせてくれるのは地域の盆踊りなどのイベントだった。印西市はこれから発展する新しい町だが30、40年後には今の子ども達にとってここが故郷。将来を見据えて施設とコンテンツの磨き上げを行っていきたい」と、みなも代表の岩崎さんは今後にかける意気込みを語った。

12月15日までのオープン記念プレート(1500円)

 営業時間は、コンシェルジュ10時~15時、レストラン11時~21時、シェアキッチン9時~16時、コワーキングスペース9時~19時、セレクトショップ10時~16時。

牧の原テーブル 公式ホームページ

店名:牧の原テーブル
住所:千葉県印西市牧の原1-3(牧の原モア内)
TEL:なし
営業時間:コンシェルジュ10時~15時、レストラン11時~21時、シェアキッチン9時~16時、コワーキングスペース9時~19時、セレクトショップ10時~16時
定休日:なし
公式HP:https://makinoharatable.com/

主婦と高齢者で千葉を編集する
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2009年、千葉県船橋市でタウン誌「ふなばし再発見!!マガジンMyFuna」創刊、同時にローカルニュース「MyFunaねっと」配信開始。その後、2011年にみ...
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