「三須トマト農園」がイチゴ栽培を開始、農業に触れ合うイチゴ狩りも
12/26(火)「三須トマト農園」がイチゴ栽培を開始
農業に触れ合うイチゴ狩りも
農薬を極力減らしてトマトを栽培する「三須トマト農園」(船橋市印内3-37-30、TEL 050-3637-7450)が、今年からイチゴ栽培を始め、12月からは直売所などでの販売も行っている。
同農園では、ビニールハウスでできるだけ農薬を使わずにトマトを栽培している。水分や温度のコンピューター管理や、トマトが完熟してから収穫するなどの工夫で質を追求している。
以前から「農業をもっと身近に感じてほしい」という思いを持っている、同園代表の三須一生さん。2021年から「トマト狩り」を開催し、家族連れなどの人気を集めている。今回のイチゴ栽培は「イチゴ狩りができるようになれば、より農業に親しみを感じ、もっと多くの人に楽しんでもらえるはず」との思いから始めた。
約1,000平方メートルのビニールハウスの中で、「紅ほっぺ」「章姫」「かおり野」「やよいひめ」「おいCベリー」の5種のイチゴを育てる。環境制御装置を導入し、光・CO2濃度・温湿度・水分などを最適な状態に調整することで、品質を高める工夫を行っている。
同園では土を使用せずにイチゴを栽培しているのも特徴の1つ。「土で栽培すると病原菌が増加してしまい、それに対抗するために農薬の使用が増えてしまう」と三須さん。「土の代わりにココピート(ヤシ殻培地)を使用することで、農薬の使用を減らすことができる」と説明する。
今月からは直売所や移動販売トラック(船橋市西船4-14付近)でイチゴを販売し、イチゴ狩りは1月末から4月末までの開催を予定している。三須さんは「地元で栽培しているものを、気軽に収穫体験できる場にしていきたい。地元の人たちや子どもに、ぜひ楽しんでほしい」と意気込みを見せる。詳しい日程や申し込み方法などは、同農園ホームページ(https://misu-tomato.com)やLINEで知らせる。