御瀧不動尊も初詣・初護摩の参拝客でにぎわう、境内でばか面踊りや紙芝居も
1/2(火)御瀧不動尊も初詣・初護摩の参拝客でにぎわう
境内でばか面踊りや紙芝居も
令和6年の新年を迎えて御瀧不動尊金蔵寺(船橋市金杉6-25-1)は、元旦から初詣・初護摩の人でにぎわった。
創建から600年を超える同寺は、四季を通じてさまざまな行事が行われ、地域住民が企画に参加することも多い。
初詣客については、午前10時前には少なかった人出も、正午前には境内が混雑状態になり、参詣者の列は本堂前の広場を超え、仁王門の階段の弁天池まで伸びる列となった。
社務所のスタッフは「今年はコロナに負けずに普段の初詣の姿を取り戻したいと準備を進めた。制限の多い生活から脱するために、消毒など防疫の協力をお願いしながら初詣の準備をした。たくさんの方がお参りに来てくれて本当にうれしい」と話した。
昨年はコロナ禍の影響で、人数制限、距離の確保や消毒など、多くの制限の中で行事などを続けたが、「制限を外すためにはどうすればいいのか、出てきた課題を一つ一つ地道に解決していった」とも話す。
境内で初詣の期間、毎年獅子頭と共に境内に立つ斎藤征昭さんは、「三が日は、参詣者の頭を獅子頭で噛むことにより、無病息災や五穀豊穣を祈るのが恒例になって10年以上になる」と話す。今年は船橋の伝統芸能であるばか面踊りも一緒になって、華を添えた。
境内では大道芸も行われ、本町にある「駄菓子屋リュウ君の店」からリュウ君も来場。「最近では紙芝居をやる人も少なくなった。伝統の文化を伝承するのは大変だが、大切だと思うし、懐かしがってくれるお年寄りと会話するのも、また楽しい」と話していた。紙芝居のほかにも、「がまの油売り」や「バナナのたたき売り」もするという。
家族3世代で初詣に来た桑原さんは、「毎年家族でお参りに来る。平和で争いのない世界になって欲しい」と願いを話した。桑原さんの子どもたちは、「獅子の頭噛みが昨年は少し怖がったけど、今年は楽しかった」と笑顔を見せた。