前原・御嶽神社で七夕の夜に竹灯籠が境内を灯す 集まった近隣の子どもたちも一緒に祈祷

  2025/7/9
シェア ポスト 送る

7/9(水)前原・御嶽神社で七夕の夜に竹灯籠が境内を灯す

集まった近隣の子どもたちも一緒に祈祷

 京成松戸線・前原駅から徒歩約13分、国道296号線沿いにある御嶽(みたけ)神社(船橋市前原東5-43-1)の境内で7月7日、七夕にちなみ「七夜ノ灯(ななよのあかり)」が開催され、夕方の点灯式の前後には300人を超える人が境内に集まった。

 同日、鳥居から本殿まで続く階段には笹が並び、願いごとが書かれた短冊が参道を彩っていた。本殿前には境内を埋め尽くすほどの竹灯篭が並び、中にはロウソクがセットされていた。境内に到着する人たちが口々に「わぁ、すごい」と驚きの声を上げていた。

 同イベントを主催するのは境内に撮影スタジオを構える「フォトスタジオ ソラーナ」(TEL047-475-8731)。2023年7月に同神社の専任宮司となった鳥居南(とりいみなみ)圭吾さんからの誘いで、同神社の備品庫だったスペースをスタジオへとリニューアルし、神社に併設のフォトスタジオを運営している。

 同日はソラーナのスタッフが会場設営・運営を行い、神楽殿にも七夕の装飾が施された。14時~17時はオリジナルの灯籠を作る「とうろうワークショップ」、15時からは神事「水まつり」が執り行われ、そうめんが振る舞われた。

 社務所では令和7年7月7日と7が並ぶ特別御朱印の頒布が行われ、「ソラーナ」とのコラボで、写真入り御朱印も頒布された。

 境内では、神楽殿に設置されたスピーカーからは音楽が流れ、夕方には子ども同士で来た小学生や、仕事を終えた保護者と一緒に小さな子どもたちも訪れた。点灯式前には300人を超える人が境内に集まり、日頃の同神社の静かな雰囲気とは異なる風景が広がった。駐車場に並んだキッチンカー4台で販売していたフード類は18時すぎには売り切れとなった。

 点灯式では、参加者が持参した着火ライターで目の前の竹灯籠のロウソクに次々に火を灯した。ほとんどの竹灯籠に火が灯る頃には少し薄暗くなり、「それではみなさんでお祈りをしましょう」と会場アナウンスがあると、本殿前に現れた宮司の鳥居南さんとともに参加者が一斉に祈った。

 会場となった同神社には何度か来たことがあるという人は「いつもと違う雰囲気で、こういうのもいい」と感想を話した。子連れで来た母親は「おまつりの屋台みたいなところがあるかなと思っていた。仕事終わりで子どもと来たので、ごはんを買って食べようと思っていたけど、フードがもう売り切れていたのが残念だった。灯籠はとてもきれいで子どもにとってもいい経験だった。写真もたくさん撮った」と笑顔で話した。

  • 点灯式では、持参したライターで参加者が次々に竹灯籠に火を灯した

  • 駐車場にはキッチンカーが4台並んだ

  • 神楽殿では巫女による舞も奉納された

  • 成田街道沿いにある御嶽神社の入口

MyFunaねっと
MyFunaねっと
千葉県船橋市に特化した情報を発信するタウン誌「ふなばし再発見!!マガジンMyFuna」編集部が運営するローカルニュース「MyFunaねっと」の情報を掲...
プロフィールや他の投稿を見る

シェア ポスト 送る