船橋駅近くの浄勝寺でチェロとギターのコンサート開催、船橋出身のチェロ奏者・植草ひろみさんが演奏
6/4(火)船橋駅近くの浄勝寺でチェロとギターのコンサート開催
船橋出身のチェロ奏者・植草ひろみさんが演奏
船橋市出身・在住のチェロ奏者、植草ひろみさんが6月1日、船橋駅近くの船橋幼稚園に併設する浄勝寺(船橋市本町3-36-32)で「graceful(グレースフル)チェロコンサートin浄勝寺」を開催した。
植草さんは船橋幼稚園、船橋中学校、東京藝術大学附属音楽高校、東京藝術大学音楽学部器楽科卒業後、新日本フィルハーモニー交響楽団在籍中にアメリカに留学。オーケストラに10年在籍後、自身の音楽活動の傍ら聖徳大学で講師として14年間指導した経験を持つ。現在は全国各地で音楽活動を行うほか、ラジオのパーソナリティや指導者としても幅広く活躍している。
今回、寺院でコンサートを開催することになった経緯として「船橋幼稚園出身なので、その縁で浄勝寺の法要で演奏したことがあった。お寺という特別な空間で演奏した際、音の響きもよく、私の原点ともいえるこの場所でコンサートをしたいと思ってその思いを伝えたところ、田中恵美子園長に快く受け入れてもらえて実現した」と話す植草さん。寺という特別な場所でのコンサートに同日は約80人が集まった。
「チェロとギターで巡る世界旅行in浄勝寺」をテーマとした同コンサート。30年前からの音楽仲間だという米国バークリー音楽大学卒業でギタリストとして活躍する尾尻雅弘さんと2人で、全12曲とアンコール3曲を披露した。最初の曲はプログラムに「?????」と記載。「いろいろ考えてもらって楽しんでもらいたいと思って『?』とした」と笑顔で話し、アストル・ピアソラの「リベルタンゴ」を演奏した。
各曲の間には、植草さん自身の曲に関するエピソードや時代背景、作曲家の紹介などがあり、来場者はうなずいたり時には笑いもあり、終始なごやかな雰囲気に包まれていた。
植草さんの演奏を始めて聞いたという八千代市在住の女性は「チェロの音色も音楽も素敵だったし、お寺でのコンサートは特別感があってとてもよかった。亡き父母を思い出したりもした」と話した。また「なんともいえない雰囲気で、チェロとギターの素晴らしい音色に途中で涙がでました」と話す来場者も。
植草さんは「いつも園長先生には応援してくれていて感謝しているし、お寺でのコンサートが実現できてうれしかった。これからも船橋から音楽を発信していきたい」と話した。