郷土資料館で旧吉澤野球博物館収蔵品の出張美術展、北大路魯山人の作品など

  2024/6/23
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6/23(日)郷土資料館で旧吉澤野球博物館収蔵品の出張美術展

北大路魯山人の作品など

 船橋市郷土資料館(船橋市薬円台4-25-19、TEL 047-465-9680)3階の第2展示室で6月22日、出張美術展「四季を奏でる~旧吉澤野球博物館収蔵美術品を中心に~」が始まった。主催は船橋市教育委員会。

 「船橋市出張美術展」は船橋市内の公民館、学校、文化施設などを会場に、市所蔵の美術作品を紹介する目的で行われており、今回は「吉澤野球博物館」(船橋市本中山1、現在は解体済み)が収蔵していた美術品を中心に、春夏秋冬をモチーフにした日本画、陶磁器など、約20点を展示する。

 「吉澤野球博物館」は、1979(昭和54)年から2014(平成26)年までの35年間、吉澤善吉氏が収集した野球に関する資料や美術品を公開・展示していた。2014(平成26)年の休館に伴い、約4300点の収蔵品が船橋市に寄付された。現在は「船橋市総合体育館(船橋アリーナ)」(船橋市習志野台7-5-1)第2棟内に「吉澤野球博物館資料展示室」の名称で常設展示スペースを設置し、寄贈された所蔵品群の一部が展示されている。

 同展担当者で、船橋市教育委員会文化課の美術学芸員・益子実華さんは「展示品のうち、約半数の13点が初公開。上村松園や北大路魯山人など、誰もが一度は名前を聞いたことのある有名画家や有名作家の作品を、市が所有していることを知ってもらえたら」と見どころを話した。

 関連イベントとして「日本画体験講座」や「ミュージアムコンサート」(いずれも受付は終了)、「学芸員によるギャラリートーク」(25日、27日、7月2日14時から30分程度)や「吉澤野球博物館資料展示室ギャラリートーク」(29日14時から30分程度)も開く。「ギャラリートークでは、学芸員が作成した作品レポートを参照し、細かな解説を聞くことができる。作品に興味を持ち、違った角度から見ることでより楽しめるようになるはず」と益子さん。

 開催時間は9時〜17時、最終日は最終入場16時30分まで。月曜休館。問い合わせは船橋市教育委員会(TEL 047-436-2894)まで。入場無料。7月3日まで。

 

  • 今回初公開となる北大路魯山人の作品

  • 詳細不明だった作品も、ギャラリートークで解説する予定

  • 美術学芸員の益子さん

  • 野球に関する展示品も

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