船橋・夏見台公民館で「夏見のおうち子ども食堂」スタート、地域の子どもたちの居場所に

  2022/3/29
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3/29(火)船橋・夏見台で「夏見のおうち子ども食堂」スタート

地域の子どもたちの居場所に

 夏見にある夏見台公民館(船橋市夏見2-29-1)で3月27日、「夏見のおうち子ども食堂」が始まり、地域の子どもたちでにぎわいを見せた。

 子ども食堂とは、地域の人たちがボランティアで集まり、多世代交流の場ともなっている食堂。第1回目となった同日は、コロナ対策として完全予約制のテイクアウト形式とし、受け取り時間を4回に分け、計105食の弁当を作って配布した。

 代表の河合容子さんは、20代の時に家族の転勤で船橋に移住。難病を患い心臓移植の手術をしたという河合さんは「元気になったら子ども食堂をやりたい」という熱い思いがあったという。その思いを知った河合さんのママ友である筋野園子さんが副代表となり、今回の開催に至った。

 「公民館で子どもたちが遊んだり宿題したりしているところに『ご飯だよー』と言って、地域の人と子どもたちが一緒に過ごせる場所にしたい」と話す河合さん。「夏見のおうち子ども食堂」は、子どもたちが帰ってくる家のような心地よい居場所にしたいという思いで名付けた。

 同日は、子どもだけでなく、この地で育った高校生らも参加し、同窓会のような雰囲気になる場面も見られた。

 ボランティアとして参加した筋野さんの息子の陽光(はるき)さん(18)は「母から子ども食堂の話を聞いていたので参加した。小さい子どもが好きなので楽しかった」と話す。

 参加費は、中学生まで無料、大人300円で、「お花見ちらし弁当」配布のほか、折り紙で作られた跳ねるうさぎや、玩具やお菓子、ジュースも配布された。また、現在、子ども食堂を対象に「焼き芋プレゼントツアー」を行っている「焼き芋屋きんちゃん」も参加し、笑顔で焼き芋を受け取る子どもたちの姿が見られた。

 ボランティアとして参加していた女性は「私は当日手伝いに来るだけですが、野菜などの材料を支援してくださる方がいてありがたい」と話し、「皆さんの手際が良く感心する。ボランティアの皆さんの思いが本当に素敵」と話す人もいた。ボランティアは現在42人。同日は27人が参加した。

 河合さんは「私が『子ども食堂をやりたい』と声をあげたら、ご縁がどんどん繋がりボランティアの皆さんが集まりました。今後はボランティアの人たちの得意なことで盛り上げていきたい」と話す。筋野さんは「地域、世代、公民館、行政など巻き込みながら、みんなで地域や子どもたちを見守りたい」と笑顔で話した。

 開催日は毎月第4日曜日、11時30分〜14時 今後の予定は「ふなばし子ども食堂ネットワーク」のサイトで確認可能。

  • 左が代表の河合さん、右が副代表の筋野さん

  • お花見ちらし弁当

  • 弁当配布の様子

  • 折り紙でできた玩具

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