音楽を通じた地域交流「本中山ミュージックフェスティバル」、世代を超えた交流を

  2024/7/18
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7/18(木)音楽を通じた地域交流「本中山ミュージックフェスティバル」

世代を超えた交流を

 西部公民館(船橋市本中山1-6-6)で7月6日、昨年に続き2回目の「本中山ミュージックフェスティバル」が開かれ、約160人がクラシック音楽の生演奏を楽しんだ。

 主催したのは同地区の社会福祉協議会。髙久千也子会長は「社会福祉協議会は地域福祉を推進する民間団体で、市民のボランティアで支えられている。地域にとって大切な活動であることを広く知ってもらうとともに、若い人たちを含めて世代を超えた交流を図りたいと考えた」と開催の背景を話す。

 今回のイベントでは日常の活動を知ってもらい、さらなる協力を呼びかける内容の展示をロビーで行った。スタッフは下総中山の非公認キャラクター「うさなか」のイラスト入りTシャツを着用し、地元から盛り上げようとアピールした。

 ステージではイベントの趣旨に賛同した3組が約2時間に渡って演奏を披露した。

 最初に登場したのは、市のアーティストバンクにも登録するマリンバデュオ「aco marimba duo」の2人。「ウィリアムテル序曲」や「私のお気に入り」などをマリンバのアレンジで演奏した。

 次に登場したのは、ヴィオラ木田桃華さんとピアノ今村颯太さんによるデュエット。バッハの組曲のほかエルガーの「愛のあいさつ」など耳慣れた曲を織り交ぜ、童謡の演奏には会場から歌声が響く場面も見られた。

 最後に演奏したのは、プロピアニストの土屋駿也さんの呼びかけで結成された、地元の小中学校卒業者8人から成る室内楽団「カツシカ・チェンバーオーケストラ」。映画「アラジン」や「ニュー・シネマ・パラダイス」のテーマ曲のほか、メンデルスゾーンの弦楽八重奏曲を演奏した。

 演奏を終えたアーティストたちからは「市の要請で特別支援学校で演奏会を行い、支援が必要な人たちがいることを感じてきた。演奏が福祉の役に立ててうれしい」(aco marimba duo 荒木裕子さん)、「この地域に育った私たちが音楽を通じて、地元の福祉に貢献できるのは素晴らしいこと。これからもできる限り協力したい」(土屋駿也さん)といった感想が聞かれた。

  家族で観覧していた女性は「こんなにお客さんが集まる演奏会は久しぶりとても満足」と笑顔を見せた。

  • 出演者と社協スタッフ

  • アコ マリンバ デュオ

  • 木田さん(左)と今村さん

  • 社協の活動を伝える展示

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