北習志野駅前4商店会でコラボ事業「きたならマーケット」 千葉工大学生の意見を取り入れ活性化目指す
8/25(日)北習志野駅前4商店会でコラボ事業「きたならマーケット」
千葉工大学生の意見を取り入れ活性化目指す
北習志野駅前に広がる4商店会が7月25日から続いてきた千葉工業大学との一連のコラボ事業の集大成として8月25日、「きたならマーケット」を開催した。
この日は、JuJu広場で景品の引き渡しや街の魅力に関するアンケート収集、商店会前の道路を通行止めにした歩行者天国を実施。キッチンカーの出店や4商店会員のポップアップ出店、近隣事業者によるマルシェ出店などで街のにぎわいを創出した。
コラボ企画は昨年9月に始動。10月~11月にかけて学生たちが「エビスきたなら商店会(当時は北習志野エビス通り商店会)」に調査入りし、インタビューやアンケート作成など入念に準備を進めた。
12月に4商店会役員に向けたプレゼンを実施。3つのイベントを連携させ個店の認知向上と魅力発信、近隣住民へのPRを通じて利用促進を狙う一連のプロジェクトを提案、実行に向け大学と商店会二人三脚で活動を開始した。
7月25日から「キッズおしごとチャレンジ」や「きたならシールラリー」を実施。「商店会内の仕事を体験できる」とのべ1500人ほどの子どもたちが様々な仕事を体験した。きたならシールラリーでは商店会会長をイメージしたオリジナルシールをスタンプの代わりに発行することで商店会の回遊性向上を狙った。
交通制限を12時に開始。12時半から販売開始。オープニングをおやじバンドが担当。ご当地アイドルステージなどで祭りに花を添えた。
千葉工業大学創造工学部デザイン科学科准教授の西田絢子さんは「にぎわい作りをするとともに子どもが喜ぶ地域づくりを目的として事業を提案してきた。商店会の一番の魅力は各店の店主が持つ個性。生徒たちの頑張りで企画が実現した」と手ごたえを感じている様子を見せた。
「北習志野の商店会が楽しいところだと知ってもらう目的で様々な人に協力してもらってここまで実現できた」と実行委員長でエビスきたなら商店会・会長の鵜澤正巳さんは感慨深くこれまでの活動を振り返る。
千葉工業大学とのコラボ事業実施によって、参加している4商店会では地域住民の来店増加だけでなく、新規会員の問い合わせや商店の事業承継がスムーズに進む例も見られており確実に成果が見えてきているという。