日大と東邦大で小学生のための「ふなっこ未来大学」、 理科の楽しさを大学生らが伝える
8/28(水)日大と東邦大で小学生のための「ふなっこ未来大学」
実験通じて理科の楽しさを大学生らが伝える
船橋市と近隣大学が連携して行う小学生のための講座「ふなっこ未来大学 Funaversity(フナバーシティ)」が、日本大学船橋キャンパス(船橋市習志野台7-24-1)で8月19日・20日に、東邦大学習志野キャンパス(船橋市三山2-2-1)で8月22日〜28日に、それぞれ開かれた。
同講座は、近隣に理系の学部がある大学が複数存在する船橋市の特色を生かし、化学・技術・工学などの理数系分野の実験講座を市内小学生に向けて開いているもので、今年で3回目の開催となる。
今回から新たに日本大学理工学部でも講座が開かれ、昨年までは6年生を対象とした授業が主だったが、一部4年生から参加できる講座も加わった。参加希望の申し込み総数は140件だったという。
日本大学理工学部では、火薬エンジンを使用して飛ぶモデルロケットの制作・打ち上げ体験を通じてロケットや宇宙について学ぶ「小さな科学者の大きな挑戦 ロケット飛翔教室」を開催。2人の大学生が講義を担当し、小学生からは「ロケットを作れてうれしかった」「将来は宇宙飛行士になりたい。いろいろなことを知れて良かった」といった感想が寄せられた。
東邦大学では液体窒素を使った「冷えるとどうなる?-196℃の世界」のほか、「液状化と火砕流の実験から防災を考えよう」、「顕微鏡でのぞく、美しい生物の世界」、「カラフルな人工イクラを作ってみよう」など、実験や観察を取り入れた講座を実施した。
参加した七林小6年の児童は「実験が好きなので参加した。小学校ではできないような実験ができる。昨年も講座を受けていて、ー196度の実験が楽しかったし、少し理科も好きになれた。今年は昨年とは違う知識を広げたい」とコメント。ノートを取りながら熱心に講座に聞き入っていた。
講座のアシスタントとして参加していた東邦大理学部4年の鈴木奈々さんは「自分も小学生のころから理科が好きだったので、楽しさを知ってほしいと参加した。実験に興味を持ち、積極的に回答する児童も多く、やりがいのある講座だった。『なんで?』という疑問を大事に、楽しく実験してもらえたら」と笑顔を見せた。