第57回ふなばし市民まつり津田沼会場も大盛況、初日だけで3万7000人来場
10/4(金)第57回ふなばし市民まつり津田沼会場も大盛況
初日だけで3万7000人来場
船橋市最大のイベント「第57回ふなばし市民まつり」が9月28日・29日に開かれ、JR津田沼駅北口周辺や津田沼「Viit」などを含む「津田沼会場」も、多くの来場者でにぎわいを見せた。
津田沼会場での開催は昨年に引き続き2回目。開催エリアを拡大し、出店数も昨年より増加した。地域のつながり強化と大規模災害への備えを目的に、起震車体験や陸上自衛隊、船橋市消防局などが参加した展示も行われた。
ぶらり北通り沿いと津田沼Viit横に設けられた「マーケットストリートー路ー」では、食品や雑貨などを扱う23の模擬店が出店し、飲食スペースも設けられた。
市民祭りを知って谷津から来場した男性は「屋台で売られているものはリーズナブルでおいしかった」と話した。
今年新設された「キッチンカーパーク」エリアには、おにぎりや焼き芋スイーツなどを提供する、県内各所から集まった5台のキッチンカーが並んだ。
同エリアでは、陸上自衛隊第1空挺団の車両展示や、船橋東警察署による制服体験も実施された。また、29日には「船橋東ロータリークラブ」が主催する防災に関する講演や、起震車体験、煙中体験も行われた。
起震車で震度5強の揺れを体験した小学3年生とその保護者からは「怖かった」「降りた後もまだ揺れている感じがする」といった感想が聞かれた。
船橋東ロータリークラブ会長の長野春信さんは「今年は能登半島や熊本で地震があった。首都直下型地震への備えも重要。『巨大地震は他人事ではない』と感じてもらいたくて、この体験を企画した」と話す。
同クラブ会員の中村和一さんは「自助、公助、共助に加えて、近隣住民同士で助け合う『近助』も災害時には重要。まずはあいさつやコミュニケーションから始めてみてはどうか」と呼びかけた。
津田沼Viit6階テラスに設けられた「フェスティバルステージ」では、28日に市内の公立小中学校による合唱や楽器演奏が行われ、29日には「習志野鐵道倶楽部」によるミニSLの運行が行われた。
前原商店会会長の大塚智明さんは「初日だけで来場者は3万7,000人だった。既に来年の会場拡大についても検討している。地域の子どもたちの思い出作りだけでなく、地域のつながりを深めることで大規模災害への備えにもなる。祭りを通じて、JR東日本や船橋東警察署、陸上自衛隊との連携も強化できたのではないか」と話した。