船橋芝六太鼓が30周年記念公演、団体OGの篠笛奏者とのコラボ演奏も

  2024/10/13
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10/13(日)船橋芝六太鼓が30周年記念公演

団体OGの篠笛奏者とのコラボ演奏も

 船橋市民文化ホール(船橋市本町2-2-5、TEL 047-434-5555)で、「みぞれ流日本太鼓保存会 船橋芝六太鼓」の30周年記念公演が10月6日に開催され、松戸徹市長をはじめ多くの来賓や観客が来場した。

 1994(平成6)年10月に芝山6丁目で発足し、5歳から80代までの幅広い世代のメンバーが所属している同会。市内の公民館での演奏や「ふなばし市民まつり」、「成田太鼓祭り」などでも演奏を披露している。

 会長の滝本法幸さんは「節目の30周年公演をみんなで頑張って迎えることができた。コロナ禍以降、練習場所の確保やイベントの中止などで活動に支障が出て非常に苦労した。支えてくれた地域の皆さんや関係者に感謝している」と話した。

 当日は、和太鼓の演奏をメインに、子どもたちによる「ドラえもん音頭」の演奏やコミカルな小芝居なども交え、全23曲を演奏した。

 ゲストとして習志野市出身の篠笛・能管奏者である山田路子さんが出演し、和太鼓とのコラボレーションを披露。柔らかく澄んだ笛の音色で観客を魅了した。山田さんは「中学・高校時代にこの船橋芝六太鼓で活動し、大勢の前で演奏する緊張感や充実感に魅了された。その経験が、現在の活動のきっかけになっている。海外の世界遺産での公演なども行っているが、力強い和太鼓とのコラボも好き」と笑顔で話した。

 中盤では、福岡県に伝わる民謡「炭坑節」の演奏も行われた。なじみ深い曲調とリズムに合わせ、リーダー役の踊り手が舞台上で踊り始めると、会場の通路にも踊りの輪が広がり、会場全体が一体となって盛り上がった。

 先代会長の川島義行さんは「和太鼓は演奏すると楽しく、聴けばその響きに感動する。コロナ禍以降の苦労を見てきただけに、感無量だ。今後も活躍を見守っていきたい」と話す。

 公演を終え、滝本さんは「次の目標は35周年記念公演。山田さんの力も借りて、さらに進化した演奏を届けたい」と意欲を見せる。

  • 元気いっぱいの子ども太鼓演奏

  • 気合いの打ち込みを見せる滝本さん(中央)

  • 篠笛を演奏する山田さん(右)

  • 「炭坑節」の踊りに参加する観客たち

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