豊富小学校で伝統の全校焼き芋大会、全校生徒が栽培したサツマイモで焼き芋を作る
11/23(土)豊富小学校で伝統の全校焼き芋大会
全校生徒が栽培したサツマイモで焼き芋を作る
豊富小学校 (船橋市豊富町1)の校庭で「全校焼き芋大会」が11月16日に開催され、
校庭でたき火を起こし、全校生徒が栽培したサツマイモで焼き芋を作るイベントは「いつから始まったかわからないほど昔から続いているようだ。郊外の豊富小ならではのイベント」と山岸恒孝校長は話した。
「ふなばしアンデルセン公園」に隣接する同校は昨年創立150周年を迎えた伝統校。農地が広がる地域にあり、年々児童数は減少。今年の全校児童数は122人となる。同イベントは、過去に豊富中学校と合同で行われたり、地域住民が参加したりしながら様々な形で開催が受け継がれてきた。
豊富小学校では、毎年授業の一環としてサツマイモを栽培・収穫する。栽培場所は、校庭と近隣に借りている畑で、近隣農家やPTAの協力も得ながら進めている。
今年は6年生が、芋掘り前のつる取りや除草シート剥がしなどの作業をし、10月24日に全校芋掘りをした。焼き芋大会に向け、芋洗い、新聞紙に包むなどの作業は、児童やPTAが準備した。
16日は授業参観の後、3校時に「地域交流学習」の一環として「焼き芋大会」を実施。サツマイモに関する○×クイズなどの後に「芋の投入式」で6年生がサツマイモをたき火に投入した。
たき火に使われた梨の小枝やわら、もみ殻は近隣農家が寄贈したもの。たき火の実施については、事前に船橋市の許可を得て行っているもので、校庭には4カ所のたき火が作られた。
焼き芋大会の後には体育館を会場に「Toyo Show Fes! vol.2」と題されたPTAによるお楽しみイベントが実施された。コリントゲームやスーパーボール釣り、唐揚げ販売などもあり、イベントを楽しんだり、出来立ての焼き芋を「おいしい!」とほおばる児童の姿が多くみられた。
同校卒業生であり、PTA会長の田口時久さんは「学校で火に芋を入れて食べる特別な体験が続けられているのはうれしい。子どもたちには思いっきり楽しんでほしい」と笑顔で話した。