NO.103 創業51年四季折々の自然を写すお菓子を届ける「三矢菓子店」 茂原市
2025/1/3
和文化に茶道がある。点てたお茶とともに四季に合わせた生菓子を頂く。その自然を模した想像豊かな和菓子の伝統技術。脈々と受け継がれる技と新しい感性を取り入れる創造的で個性豊かな手作りの菓子の美しさと上品な美味しさは世界にも誇れるものだ。
国家資格である一級菓子製造技能士の資格を有する二代目店主鈴木豊氏は「物作りマイスター」として、素晴らしい日本の菓子に興味を持ってもらう為、次世代にむけて体験会やお話会など、小学校始め依頼があれば受けている。
今回はそんな鈴木氏が営む「三矢菓子店」を訪れた。
国家資格である一級菓子製造技能士の資格を有する二代目店主鈴木豊氏は「物作りマイスター」として、素晴らしい日本の菓子に興味を持ってもらう為、次世代にむけて体験会やお話会など、小学校始め依頼があれば受けている。
今回はそんな鈴木氏が営む「三矢菓子店」を訪れた。
創業51年三矢菓子店
店主の鈴木氏のおだやかな人柄と相まって、ショーケースでは年間を通して70種~80種の和菓子(焼き菓子・生菓子を含め)を提供されている。四季がある日本ならではの趣が和菓子で表現できる店主の技能があってこその品揃えだ。
毎朝作業場で、和菓子を作る姿も見ることが出来る特徴的な風情ある店構え。
小学校の通学路に面した立地で、幼い頃の思い出のお店として、郷土を懐かしむことの出来る場所になっている。
三矢菓子店のどら焼きは、先代からのあんこの製造レシピを変えずにずっしりとした生地が特徴のお店の看板商品だ。原材料も高騰している中、手作りの和菓子としては驚くほどに普段おやつとして食べられる価格で提供している。そこには、また食べたくなるお菓子が三矢菓子店の考えであるために企業努力をしていますと語られた。
季節ごとの行事に和菓子は欠かすことの出来ない品のため、お客様の注文も随時受け付けている。
毎朝作業場で、和菓子を作る姿も見ることが出来る特徴的な風情ある店構え。
小学校の通学路に面した立地で、幼い頃の思い出のお店として、郷土を懐かしむことの出来る場所になっている。
三矢菓子店のどら焼きは、先代からのあんこの製造レシピを変えずにずっしりとした生地が特徴のお店の看板商品だ。原材料も高騰している中、手作りの和菓子としては驚くほどに普段おやつとして食べられる価格で提供している。そこには、また食べたくなるお菓子が三矢菓子店の考えであるために企業努力をしていますと語られた。
季節ごとの行事に和菓子は欠かすことの出来ない品のため、お客様の注文も随時受け付けている。
面白いことに、茂原市内で他の菓子業との共同制作の菓子作りにも柔軟な対応で、お客様が喜んで頂けるのが何より大切なことで、和菓子ならではの提供が出来れば厭わないと話す店主。茂原市の郷土土産にも新しい形が作れそうだと感じた。
物作りマイスターとして次世代に伝えたい和菓子の技術
鈴木氏は、今年8月に開催された、第15回全国和菓子甲子園で、全国菓子工業組合連合会青年部のスタッフとして、高校生の参加する決勝戦に立ち会ったそうだ。
技能は、日々の積み重ねで育まれる。職人と言われる域に達するまでにはどんな職種でも数年は要する。だからこそ、今こうした機会がもっと広がり、若い世代が仕事としての和菓子業もひとつの選択肢になればと思う。
技能は、日々の積み重ねで育まれる。職人と言われる域に達するまでにはどんな職種でも数年は要する。だからこそ、今こうした機会がもっと広がり、若い世代が仕事としての和菓子業もひとつの選択肢になればと思う。
生菓子は、日持ちがしないため製造しない和菓子店もある中、三矢菓子店では、季節によって様々な生菓子が並ぶ。
取材時には、「桔梗・零れ萩・乱菊」と3種。秋には、栗羊羹・芋羊羹などのお茶請けに人気の商品が並ぶ。
店舗に並ぶ菓子の説明を聞きながら購入するのも楽しい。
三矢菓子店の弟子入りに期待したい。
取材・ライター 女将こと牧由美
*掲載内容は取材日時点のものです。
(取材日2024年夏)
取材時には、「桔梗・零れ萩・乱菊」と3種。秋には、栗羊羹・芋羊羹などのお茶請けに人気の商品が並ぶ。
店舗に並ぶ菓子の説明を聞きながら購入するのも楽しい。
三矢菓子店の弟子入りに期待したい。
取材・ライター 女将こと牧由美
*掲載内容は取材日時点のものです。
(取材日2024年夏)
DATA
三矢菓子店
住所 千葉県茂原市鷲巣68-5
TEL 0475-23-8507
営業時間 8;00~18:00 定休日なし
三矢菓子店
住所 千葉県茂原市鷲巣68-5
TEL 0475-23-8507
営業時間 8;00~18:00 定休日なし