
船橋市災害ボランティアセンター立ち上げ訓練実施 最大震度6強の地震を想定し
2/6(木)船橋市災害ボランティアセンター立ち上げ訓練実施
最大震度6強の地震を想定し
船橋市総合教育センター(船橋市東町834、TEL047-422-7730)で2月1日、「令和6年度船橋市災害ボランティアセンター立ち上げ訓練」が行われ、船橋SLネットワークなど15の団体が協力・参加した。
同訓練は、船橋市災害ボランティアセンターの活動について広く市民に周知すること、災害時の行政・支援団体・社協などの連携体制などについて理解を深めること、同センターの運営について関係機関・団体を交え、現行の紙媒体を用いた実地訓練を行い、同センターの円滑な開設、運営を図ることを目的として開催された。
午前の部では、関係団体の各担当者4人が「災害ボランティアの活動について」や「災害時における社協職員の連携体制について」などについての講義を行った。
船橋SLネットワークの片桐卓さんは「災害が起きたらまず生き残ること。自身も被災者である中で被害状況などを確認し、ボランティアとして活動できそうであれば力を貸してほしい。ボランティアセンターの立ち上げは、地元のボランティアの協力が必要」と話した。
午後の部では、同施設の駐車場に設置された仮設のボランティアセンターで、「令和7年1月26日午前0時に、千葉県北西部を震源とするM7.3、最大震度6強が発生し、2月1日にボランティアセンターが開設された」という設定で実地訓練が行われた。
参加者は運営役・ボランティア役と被災者役に分かれ、手順に沿ってボランティアセンターの立ち上げや、運営の訓練を行った。
船橋市社会福祉協議会の河田孝司さんは「今回は災害発生時、システムの不具合や電力の不通などを想定し、紙媒体での訓練に戻した。これまで続けてきたICTシステムでの訓練と合わせて、どんな状況でもスムーズにボランティアを受け入れられるよう備えたい」と話した。