映画「夢みる小学校 完結編」上映会に西郷孝彦さんも来場、市内外から150人以上が参加

  2025/4/18
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4/18(金)映画「夢みる小学校 完結編」上映会に西郷孝彦さんも来場

市内外から150人以上が参加

 船橋市勤労市民センター(船橋市本町4-19-6)で4月12日、「映画『夢みる小学校 完結編』& 西郷孝彦先生アフタートーク」を開催し、市内外から150人を超える人が集まった。

 映画「夢みる小学校」は「子ども主体の公立学校」を取り上げたドキュメンタリー映画。公立学校でありながら、通知表がないなど、ユニークとも捉えられる取り組みを持つ小中学校、3校で撮影されている。「完結編」はその後の子どもたちを追いかけ、映画90分のうち、30分が新規映像として編集された「完結編」となる。

 アフタートークには、映画にも登場した東京都世田谷区立桜丘中学校の元校長・西郷孝彦さんが登場。西郷さんは、2010年から桜丘中学校で10年間校長を務め、安心できる学びの場を提供することに注力。「自由」を重視しつつも、生徒の自主性や学力向上を支える環境づくりを行い、多くの成果を上げた。

 アフタートークでは過去の卒業生との写真がスライドで流れ、西郷さんの教師時代のエピソードに参加者から笑いがこぼれる場面も。一方で「良い子とはどういう子か?」の問いかけに、考え込む様子も見られた。

 上映会とトークショーには事前申し込みで130人以上から申し込みがあったという。当日の入場者は150人を超えた。参加者の多くは30~50代の子どもを持つ親世代。中には小中学生の姿もあった。

 主催は船橋を拠点に活動する「千葉県親の会Carry the Right and the Light(キャリー・ザ・ライト・アンド・ザ・ライト) 子どもの権利と輝きを伝えよう」。代表の鳥居佐織さんは市民団体「HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)未来ラボ船橋」での活動や、自宅の一部を開放してHSC(ハイリー・センシティブ・チャイルド)向けとしたリベラルスクールも主宰する。2024年度には「HSP未来ラボ船橋」として、学校現場へのHSC啓発のため、船橋市立の全小学校55校に書籍「HSCの子育てハッピーアドバイス」の寄贈も行った。

 鳥居さんは「教育の主権者は、親と子どもであるという主体的な意識を、親と子どもから引き出すのが私たち親の会の第一の目標。これができれば、学校の内外に、子どもたちの居場所はできていく。夢見る小学校もできていくのでは」と話す。

 千葉県四街道市から参加していた30代の2児の母でもある女性は「たくさんの大人、子どもがどうしたら幸せでいられるか、より自分らしく子どもが生きられるかを考えて行動しているのが映画からも対談からも伝わった」と話し、会場を後にした。

  • 時間いっぱいまで来場者の質問に答える鳥居さん(左)と西郷さん(右)

  • 卒業生との思い出を語る西郷さん

  • 主催の鳥居さん(前例左から2番目)と西郷さん(前例右端)、ボランティアスタッフ

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