
市船×漁師×クロサンが連携で船橋産SDGsカレー 千葉スカイセイラーズのホーム試合でお披露目へ
6/15(日)市船×漁師×クロサンが連携 船橋産のSDGsカレー
千葉スカイセイラーズのホーム試合でお披露目
船橋市立船橋高校(市船)の生徒たちと、船橋の漁師と飲食店が連携し、地元産の低利用魚「コノシロ」を活用した新たなご当地グルメ「コノシロカレー」を開発。
14日に船橋市運動公園(船橋市夏見台6-4-1)野球場で行われた千葉スカイセイラーズホームゲーム(地元開催試合)に合わせ、スタジアム前の売店スペースで初披露された。この日は商業科メンバーが会場での呼び込みはや販売を担当した。
カレーの主役となる「コノシロ」は、東京湾で水揚げされながらも消費が少ない未利用魚のひとつ。今回ミンチ加工され、キーマカレーの具材として活用された。
コノシロのミンチを提供したのは、市内で漁業を営む「大傳丸」の大野さん。大野さんはスズキ漁と営む傍ら、資源保護の観点から持続可能な漁業に取り組んでおり、低利用魚の有効活用を研究している。
本商品は、市船の生徒たちが「高タンパク・低脂質のアスリート食」「SDGs」「地産地消」をキーワードにアイデアを出し、商品開発などを手掛ける料理人・黒川裕士さんの協力を得て商品化にこぎつけた。
今回提供されたのは、船橋人参を使った「レッドカレー」と船橋小松菜使用の「グリーンカレー」の2種。イベント当日は、特別に2種を一度に楽しめる“あいがけ”スタイルで提供された。
今後はレトルト商品や冷凍食品としての販売展開を予定しており、ふるさと納税返礼品への登録や、船橋市内のコンビニ・百貨店での取り扱いも目指す。
また商品名についても、複数案が検討されているが市民参加型のネーミング公募も視野に入れているという。
黒川さんによるとかつて世界大会で優勝した「クラムチャウダー」などと合わせて“海”をテーマにしたラインナップを商品化していく事も構想しているという。