クボタスピアーズ船橋・東京ベイ「2025-26シーズン方針発表会見」  「41歳で新人」安江選手の入団会見も

  2025/10/17
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10/17(金)クボタスピアーズ船橋・東京ベイ「2025-26シーズン方針発表会見」 

「41歳で新人」安江選手の入団会見も

 ラグビー・リーグワン1部に所属し、船橋に拠点を構える「クボタスピアーズ船橋・東京ベイ」(船橋市栄町2-16-1)が10月11日、タワーホール船堀(東京都江戸川区)で新シーズン方針発表会見を開き、今季唯一の新加入選手となる安江祥光選手(41)の入団記者会見も行われた。

 同日、会場にはメディア関係者だけでなく、オレンジアーミー(ファン)から選ばれた100人も同席した。

 前川泰慶GM(ゼネラルマネジャー)とフラン・ルディケHC(ヘッドコーチ)から、今シーズンのチームスローガンは「やり抜く力」「根性」を意味する「GRIT」と発表された。ルディケHCからは「一番大事だと思っているのは人材プロセスとパフォーマンス」ともコメントがあった。

 昨シーズンは準優勝で終えた同クラブ。前川GMからは、今季、選手の新加入は安江祥光選手のみであることにも触れ、「ここ数年、チームの雰囲気も含め、いいチームに成長していっている。スピアーズを選んでくれる有望な若手選手も練習試合などで素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた。彼らをもっと成長させたい」と話があった。

 そのため今シーズンの新加入は、41歳のフッカー・安江祥光選手のみ。安江選手は、リーグワン1部では最年長の選手。昨季で「三菱重工相模原ダイナボアーズ」を退団し、移籍先には2部や3部のチームも視野に入れていたというが、「今年で選手生活19年目になるが、選手として成し遂げていないのが優勝。ラグビー選手として最後に優勝して選手生命を終えるのもいいんじゃないか」と、選手としてさらに取り組むことを決意したという。「老体にムチを打って頑張ります」とあいさつすると、オレンジアーミーからは笑いとともに歓迎の拍手が送られた。

 「まさか自分より年上の選手を採るとは思ってなかった」と話す前川GMは、安江選手へのベテランフッカーとしての期待は大きいという。安江選手は「経験値からアウトプットできることがある。この時間帯でこういうプレーをすると勝ちを手繰り寄せられるのではないかという部分は出していきたい」と話す。

 新シーズン、同クラブがホストを務める試合は、12月20日のフクダ電子アリーナ(千葉市)の試合を皮切りに、秩父宮ラグビー場(東京都港区)、スピアーズえどりくフィールド(東京都江戸川区)の3会場、計9試合となり、フクダ電子アリーナでの開催はリーグワン初開催となる。

 またファンクラブ会員特典として、えどりくフィールドを中心とした「シーズンシート」、今季からの新たな取り組みとして秩父宮ラグビー場で行う2試合を対象とした「秩父宮パック」の販売も発表。また、かつてファンに人気だったというピッチに近い「NISHIOシート」の復活も発表された。

 会見の最後にはチームマスコット「スッピー」も駆けつけ、新ジャージーを披露した押川敦治選手、オペティ・ヘル選手、安江選手、前川GM、ルディケHCとともに参加したオレンジアーミーとの記念撮影が行われ、和やかな雰囲気で会を終えた。

  • 新ジャージーを披露する押川選手(2ndジャージー)、安江選手(1st)、オペティ・ヘル選手(3rd。左から)

  • 記念撮影も行われた

  • 「41歳の新人です」とあいさつする安江選手

  • 選ばれたオレンジアーミー100人も会見に同席した

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