東葉高速鉄道「第15回東葉車両基地まつり」開催 子ども車掌体験や会場限定デジタルスタンプ配布も
10/29(水)東葉高速鉄道「第15回東葉車両基地まつり」開催
子ども車掌体験や会場限定デジタルスタンプ配布も
船橋市内を走る東葉高速鉄道の車両基地(八千代市大和田新田884-5)で10月25日、「第15回東葉車両基地まつり」が開催され、霧雨が降りしきる中、小さな子どもを連れた家族や一眼レフを構える鉄道ファンなど、さまざまな年齢層の来場者が思い思いに楽しむ姿が見られた。
同イベントは、地域住民や鉄道ファンに鉄道の仕事を身近に感じてもらおうと、毎年開かれている一般公開イベント。
会場では、駅員や運転士・車掌など鉄道に携わる各職場による「お仕事紹介」や車両展示、鉄道グッズ販売などを実施。事前抽選制の「子ども車掌体験」や、東葉高速・JR東日本・東京メトロの3社合同企画「子ども制服撮影」などの体験型イベントが人気を集めた。
担当の経営企画課・佐藤綺音(あやと)さんは「本日は雨天のため『モーターカー試乗体験』は中止となりましたが、代わりにモーターカーの前で撮影会を行うなど、現場と本社の社員が一体となって工夫を凝らすことで、多くのお客さまに楽しんでいただけたと思う」と話す。
鉄道グッズ販売ブースでは、同社に加え、京成電鉄や東武鉄道などがオリジナルグッズを販売。「新陽社」のブースでは、同社が手掛ける発車標に来場者の名前や年齢を表示し、記念撮影ができるサービスを提供していた。撮影を終えた5歳の男児は「電車の中では東京メトロ丸ノ内線が好き。電車のお祭りは楽しい」と顔をほころばせ、その父親は「自身も丸ノ内線の運転士。今日はグッズを購入したり、他社の制帽を着用して記念撮影をしたりして楽しむことができた」と話した。
ほかに警察や消防、東洋バスの協力による「働く車展示」や、昨年導入したスタンプアプリ「エキタグ」を使った会場限定デジタルスタンプの配布も行われた。同社が本社を置く八千代市をはじめ、船橋市や千葉県のPRブースも出店し、オリジナルグッズや名産品の販売がにぎわいを見せた。
飲食ブースでは、焼きそばやクレープなどのキッチンカー3台のほか、から揚げやたこ焼きなどの定番メニューに加え、「荻野屋」(群馬県安中市)の「峠の釜めし」も販売された。
佐藤さんは「雨天にもかかわらず多くのお客さまにお越しいただき、東葉高速鉄道が地域に愛されていると実感しています。こうした機会を通じて沿線の方々と交流できるのは大変うれしい」と笑顔を見せ、「来年度、弊社は開業30周年を迎えます。記念イベントの開催を検討しており、地域や行政とも連携して盛り上げていけたら」と今後の展望を語った。










