「船長」が切り盛りする和食店 釣った魚を楽しむ予約制の店が高根台に
12/6(土)「船長」が切り盛りする和食店
釣った魚を楽しむ予約制の店が高根台に
京成松戸線・高根木戸駅近くに、釣り好きの店主が手がける居酒屋「Anglers Dining Bay Cruise」(船橋市高根台6-31-15)が10月10日にオープンした。
場所は住宅を改装した建物の2階。船橋市場で仕入た魚や自身が釣ってきた魚を使ったコース料理を提供している。
店主の作田さん(43)は、運送業を本業としつつ、2019年から遊漁船の船長としても活動。釣った魚を自宅で食べるうち、「せっかくなら皆で楽しめる場を」と考え、和食店開業に至った。
約5坪の店舗にカウンター5席、テーブル席2卓を設け、最大7人が利用できる。
「釣り仲間と魚を持ち帰っても、調理が面倒でリリースしてしまうことが多かった。だったら皆で食べられる場所を作ろう」と開業の動機を語る。
釣り好きが高じて釣り船も購入、さらに遊漁船免許まで取得したものの現在は新規客は受け入れていないという。
店で食事しスタンプをためると、無料乗船券がもらえ作田さんの釣り船に乗船して一緒に釣りを楽しめる釣り好きに向けた仕組みも用意されている。
店のメニューは3,300円と5,500円の2コース。いずれも旬の魚介を使い、刺身、焼き物、煮物などを並べる。
「魚が釣れた週は、その魚を中心に内容が変わる。市場で仕入れる場合もあるが、自分で釣ったものを提供できるのが特徴」と話す。
寿司メニューもあり、開店に備えて築地で修業した経験を活かしている。
店舗は自宅の一部を改装しており、1階と3階は住居スペース、2階部分が店舗となる。
物件探しの際、「外階段や目立つトイレの配置が気に入った」という。一見新築のようだが、フルリノベーションを施し清潔感ある内装に仕上げた。
釣果に合わせて営業方針を柔軟に調整するスタイルはユニークで、地域の新たな飲食文化として注目されそうだ。
釣りを通じた人とのつながりを大切にしており、「ゆくゆくは釣り仲間が集う拠点になれば」と期待を寄せている。
「自分で釣った魚は格別にうまい。店を通じてその体験を共有したい」と作田さん。
営業時間は17時〜23時。完全予約制、予約はインスタグラムのDMなどで受け付けている。営業は金土日のみ。










