高根木戸商店会で「第9回得する街のゼミナール」、飲食店など駅周辺の初参加店舗も

  2022/3/13
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3/13(日)高根木戸商店会で「第9回得する街のゼミナール」

飲食店など駅周辺の初参加店舗も

 新京成線・高根木戸駅周辺の店舗が加盟する高根木戸商店会で、地域の店主がちょっとした講座を各所で行う「第9回 得する街のゼミナールin高根木戸商店会」が3月8日から開催されている。

 「得する街のゼミナール」は、通称「まちゼミ」。愛知県岡崎市が発祥の地といわれている催しで、地域の店主らが講師となって、プロならではの専門知識や情報、長年培ってきたコツなどを伝える少人数制の講座を各店舗または場所を借りて開催し、全国で商店街の活性化事業として取り入れている地域も多い。

 船橋では過去に、船橋駅付近、西船橋駅、海神商店会などでも開催されてきた。高根木戸商店会では今回が9回目の開催となる。店側からはプロとしての情報提供だけが行われ、販売や売り込み行為は一切行われない。基本的にはすべての講座が無料で開講されるが、一部材料費がかかるものもある。

 今回は13店舗がゼミを開講し、初参加のカフェやイタリア料理店が4店舗加わっている。これはどう商店会が昨年から商店会加盟対象エリアを拡張したことにより、これまでは同商店会に飲食店は居酒屋しかなかったが、カフェなど若い人が集う場所も巻き込めるようになったことが関係する。

 担当する同商店会役員の對馬章さんは「長年続けてきたことで、少しずつみなさんに認知されるようになってきた。『次はいつ開催なの?』と尋ねてくる方も出てきたので、楽しみにしてくださっているようです。今回はカフェなどが増えて、ますます面白い内容になっているのでは」と話す。

 ゼミは、日の丸屋靴店店主による「鉄人の包丁研ぎ」、エプロン高根公団カフェは「介護保険のしくみと使い方」、「カーサデッラピッツァ」による「ブロッコリーとニンジンでカンタン前菜2種」(終了)などがすでに開講された。

 「鉄人の包丁研ぎ講座」を開催した、日の丸屋靴店(高根台6-45-7、047-465-6841)の店主・岡田三郎さん(88)は「まちゼミの初回から参加しているが、この仕組みはお店の宣伝にも繋がるのでとてもよいです。毎回市内のあちこちから参加者が来てくれます」と話す。

 同講座に参加した近所に住む70代女性は「とても勉強になりました。前回もこの講座を受けましたが、包丁の切れ味が変わって、料理が楽しくなりました。まちゼミの他の講座にも参加したが、もっと頻繁に開催して欲しいくらい楽しんでいます」と話した。

 今後開催予定の講座は次の通り。寺田辰商店による「大吟醸飲み比べ」(3/27)、居酒屋鈴やによる「バスクチーズケーキを作ろう」(3/27)、tip cafeによる「コーヒーの美味しい淹れ方」(3/20・21)、Vine&Shrubによる「紅茶の美味しい飲み方」(3/17・24)、アトリエMOMOによる「前髪カット&ヘアケア&食事術」(3/27・28)、美容室マーヴィによる「介護のグチを言い合おう」(3/20・27)、リバティ税理士法人による「電子帳簿保存法について」(3/24),いしど式そろばんモクナ高根木戸教室による「フラッシュ暗算やゲームで遊ぼう」(3/27・29)、松陰塾高根台校による「はじめての高校受験」(3/21)。オンラインで開催する講座もある。

 申込みについては各店舗に直接連絡して予約する。各店とも3~10人といった少人数での開催となっている。詳細については、同商店会の公式ツイッター(@takanekido_sa)にチラシを掲載しているので、そこで閲覧可能となる。開催は3月29日が最終日。

  • 企画運営をする高根木戸商店会の役員メンバー。左から對馬章さん、同商店会会長・寺田正幸さん、高橋コースケさん

  • 「ポスティングなどで告知をした」というチラシの一部

  • 包丁研ぎ講座を開講した「日の丸屋靴店」の店主・岡田さん

  • 包丁研ぎ講座に参加した来店客

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