船橋北部で多肉植物で新規就農 橋本さん親子、念願の市内生産準備着々と
4/25(土)船橋北部で多肉植物で新規就農
橋本さん親子、念願の市内生産準備着々と
船橋市内(住所非公開)で、多肉植物の生産・販売を手がける新規就農者として、橋本純子さんと娘の結花さんでこの春から耕作の担い手に困っている畑を借り受けビニールハウスでの栽培準備を進めている。
多肉植物専門の農家として市内での生産・販売を目指す取り組みで、地域に根差した新たな農業の形として注目される。
橋本さん親子は、これまで趣味として多肉植物の栽培や販売を行ってきたが、本格的な就農を志し、福島県で約1年間の研修を受講。
栽培技術に加え、流通や経営ノウハウなどを体系的に学んだ。新規就農には一定時間以上の実務経験が必要とされる中、延べ1000時間を超える研修を経て条件を満たしたという。
農地の確保は難航し、約2年にわたり物件を探し続けたという。市農業委員会などの支援を受け、最終的に市内で3棟のハウスを確保。市内でビニールハウス付きで農地を確保できる例は少なく、今回のケースは同様の新規就農者仲間から驚かれたという。橋本さんは「地主さん、農業委員会の方々、市役所の方など本当に多くの人の支援があって実現した」と振り返る。
多肉植物は季節により色合いが変化し、特に冬場には赤や紫などに紅葉する特徴がある。橋本さん親子はこうした特性を生かし、「植物本来の美しさを引き出した状態で届けたい」として、高品質で付加価値の高い個体の生産に力を入れる。
屋号は純粋(ピュア)と多肉(サキュレント)から「Pur-Succulent(ピュールサキュレント)」とし、SNSを通じた情報発信も進めている。
結花さんは船橋での活動に強い思い入れを持ち土地探しも市内で確保することにこだわった。「これまで地域に支えられてきた。今度は農業を通じて恩返しがしたい」と話す。
自身が軽度の知的障がいと発達障がいを持つことから中学校時代に特別支援学校に入学。なかなか高校には行けなかった過去、その時に支援してくれた人たちを振り返り、将来的には働き方に制約のある人でも関われる農業の場づくりも視野に入れていくと話す。
今後は市内での直売やイベント出店を軸に販路を広げる方針で、自宅での販売も検討している。橋本さんは「船橋で生産し、船橋で届ける農業を実現したい」と意欲を示す。
同地では生産のみ。販売はネット通販や市内中心にイベントなどを予定している。
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