船橋に本社を持つ石井食品が創業以来初の熊本食材にこだわった「熊本おせち」 食物アレルギー対応や「減塩おせち」など幅広いラインアップも
船橋に本社を持つ石井食品が創業以来初の熊本食材にこだわった「熊本おせち」
食物アレルギー対応や「減塩おせち」など幅広いラインアップも
船橋に本社を置く石井食品(船橋市本町2-7-17)が8月21日、2027年向けおせちのメディア発表・試食会を開き、同社初の地域共創おせちとして、熊本県産の食材や調味料を使った「すごい熊本酒肴(しゅこう箱」を発表した。
同商品は、2016(平成28)年の熊本地震を機に生まれた同社と熊本とのつながりから商品化につながったもの。熊本の生産者らと約1年前から開発に向けて取り掛かった。県産地鶏「天草大王」、豚肉「肥後もと豚」、馬肉、天草のエビやブリ、トマト、有明海のアサリなどを取り入れる。
しょうゆ、みそなどの調味料にも熊本県産品を使い、なかでも「赤酒」という、現地ではみりんのように使われる調味料も使用する。料理には、天草産の「火の本豚の角煮 シトラスジャム仕立て」「阿蘇の恵み 馬すじ味噌煮込み」「天草大王と熊本野菜のがめ煮」などを盛り込む。
開発では試作を重ね、「現地の味付けを大切にしながらも、全国の方にとって食べやすい味との絶妙なバランスを探った。また、日本酒や焼酎などと合わせて楽しめる味を意識した」という。
同社代表の石井智康さんは「1年前から熊本の方たちと準備を進めてきた矢先の先日の熊本地震だった。この『すごい熊本酒肴箱』の売上の一部は、令和8年熊本地震の支援金として、寄付をする」とも発表した。
今では代表商品としてミートボールが広く知られている同社だが、同社は1946(昭和20)年に佃煮製造を開始。佃煮や煮豆などを製造していた。おせちに深く関わってきた同社は、発表会の中で、現代社会における「おせち」の在り方についても、メディアに向け、トークショー形式でその文化の大切さを伝えた。
トークショーには石井社長、同社のおせち監修を担当する近茶流宗家であり、柳原料理教室を主宰する柳原尚之さん、船橋出身のラジオDJであり、石井社長と幼馴染みだという岩田知佳さんの3人が登場した。
トークショーでは、おせちが室町時代など古くから続くものであり、特にお雑煮は地域色が濃くでている食文化であること。食材に込められた願いや由来を食卓で語ることも文化継承につながるとし、生活様式に合わせて形を変えながらも、おせちが持つ意味や日本の食文化を残していくことの大切さが話された。
「私たちは、おせちも無添加調理にこだわっている。『添加物を買わない加工メーカー』として稀な存在でもある。食材本来の味をどう引き出すかという技術を磨いてきた」と石井さんは話す。さらに多様化するさまざまなライフスタイルにも寄り添い、おせちには、食物アレルギー配慮のおせちや、「減塩おせち」、1人前のおせちなどもそろえている。
「これからも、その地域の食材を生かした本当においしいものを作るということで、地域とともに循環型ビジネスモデルを作っていきたい。食品会社として、生産者と地域にしっかり貢献いきたい」と展望を話した。
販売は、石井食品のオンラインストアまたは本社1階にある「viridian(ヴィリジアン)」でも営業時間中は受け付け可能となり、おせちの受け取りは配送または応相談で「viridian」での受け取りも可。










