船橋・行田団地で「行田・行田第二団地防災まつり」、行田団地ケア推進会議での初イベント
5/15(日)行田団地で「行田・行田第二団地防災まつり」
行田団地ケア推進会議での初イベント
行田団地内にある広場と集会所で5月14日、行田団地ケア推進会議が主催する初イベント「行田・行田第二団地防災まつり」が行われた。
昨年8月、行田団地自治会、塚田地域包括支援センター、民生委員、行田クリニックなどが主体となり地域で立ち上げた「行田団地ケア推進会議」が発足した。今回その行田団地ケア推進会議や団地の管理などに関する業務を行うUR都市機構、URコミュニティが主催する、初のイベント開催になった。
行田団地ケア推進会議は行田団地の「地域医療福祉拠点化」に向け、団地で暮らす高齢者の抱える課題を共有し、今後も更に連携を強化していこうとするもので、団地のみを対象としたケア会議は船橋市内では初めてのことだという。
この日は、行田団地自治会、塚田地域包括支援センター、船橋市北消防署行田分署、障がい者通所施設「オーヴェル」、日本総合住生活が協力。
屋外では、実際に行田団地で使われているバルコニー隔て板を「蹴破る体験」や「消火体験」、体脂肪率や内臓脂肪・筋肉・骨レベルなどの測定に、結果からアドバイスが受けられる「自分のカラダを知ろう!」「謎解きキーワード探し」、パンなどの「軽食販売」が行われた。
屋内集会所では大地震への備えとしての知識を学ぶ「もしものための防災ワークショップ」が2回開催され、コミュニティスペース「カフェ陽だまり」では「淹れたてコーヒー」が200杯提供された。
仲間とワークショップに参加した行田中1年の男子は、「将来消防士になりたいんです。蹴破りも体験できて一蹴りで破ることができました」と意気揚々と話し、ワークショップに参加した女性は「とてもためになりました」と満足そうに会場を後にした。
行田団地は1975(昭和50)年に建設され、JR西船橋駅にバスが運行し、アーバンパーク野田線の新船橋駅にはイオンの買い物バスが運行されている。交通の便が良い場所でもあり、空き家がほぼないという。
2022年度には行田団地の管理事務所を改築し、「生活支援アドバイザー」が配置される予定。