市船商業科2年生がSDGsを学んでオリジナル商品開発へ、オカムラホーム「MIRAIKOMINKA for School」プロジェクトとして始動
6/30(木)市船商業科2年生がSDGsを学んでオリジナル商品開発へ
オカムラホーム「MIRAIKOMINKA for School」プロジェクトとして始動
市立船橋高校(船橋市市場4-5-1)第3体育館で6月30日、未来を担う学生がSDGsを学んでオリジナル商品開発などアクションを起こすプロジェクト「MIRAIKOMINKA for School ~みらいのホーム~」のキックオフ会議が開催され、商業科2年生の77人のほか、オカムラホーム代表・金子保夫さん、船橋市長、千葉ジェッツふなばし・マスクドオッチーらも集まった。
「MIRAIKOMINKA for School ~みらいのホーム~」とは、八千代市を拠点として建築不動産業を行う「オカムラホーム」(八千代市大和田新田76-46)が2021年5月、SDGsなど社会問題に関する教育を続ける新渡戸文化学園高校副学長・山藤旅聞(さんとうりょぶん)さんと設立した一般社団法人の名称であり、プロジェクト名でもある。オカムラホームは同社の事業において、2020年7月にSDGsへの取り組みを宣言している。
昨年は、「MIRAIKOMINKA for School」第1期プロジェクトとして、2021年4月から1年間をかけ、佐倉市内の県立高校4校(佐倉高等学校、佐倉東高等学校、佐倉南高等学校、佐倉西高等学校)と新渡戸文化学園(東京都中野区)の高校生とともにSDGsスイーツを完成させた。
その際、地域の飲食店4店舗(オリベート、貝殻亭、カフェシュクル、入母屋珈琲)が協力し7種類の商品を完成。商品は「千葉ジェッツふなばし」のホーム開幕戦や協力店各店舗で販売し、最終的な売上金は約185万円に。売上金の一部は、学生たちが佐倉市子ども食堂や公立保育園などに寄付を行った。
第2期となる今期は、船橋市、千葉市、佐倉市の3支部で活動を行い、船橋では市立船橋高校商業科2年生の生徒が参加する。キックオフ会議には、2年生77人の生徒と、船橋市長、オカムラホーム代表であり「MIRAIKOMINKA for School ~みらいのホーム~」の代表・金子保夫(やすお)さん、市企画政策課の職員、「千葉ジェッツふなばし」から営業・平野達也さん、マスクドオッチーも参加した。
会議内では新渡戸文化学園高校副学長・山藤旅聞さんがオンラインでSDGsとはどんなものかを考えるきっかけとなる動画を公開したほか、生徒個々の「好き」を通じてどんなことができるのかを、他の生徒の事例を通して紹介した。
市企画政策課・柴田さんからは船橋市の特徴や市の農産物の紹介のほか、市が抱える重点課題の紹介や、梨における蜜症の紹介、小松菜についても規格外となる小松菜があることなどが紹介され、生徒たちは熱心に聞いていた。
商業科の海上先生は「9月の文化祭に間に合うよう、みんなでSDGsフードを考え、それをもとにSDGsを深く知ってもらいましょう。船橋市の地方創生に寄与できるよう、そして楽しんで取り組んで欲しい。農家さんなどにヒアリングする機会も設けたいと思っています」と生徒に話した。
松戸徹船橋市長は同校の文化祭についても触れ、「α(アルファ)祭で先輩方は『アスリートウォーター』や『ふなっしー』のタオルなどを販売してきた。みなさんも先輩たちに負けないようにがんばってください」と話し、「市船の主人公として活動している3年間が、将来『あれ、楽しかったな』って言える日がきっと来る。ここでの成果がみんなの財産となることを願っています」とも続けた。