不登校ラボ「アッタナラ」が映画上映のためのクラファン、「起立性調節障害」を題材にした自主映画を千葉県でも
8/6(土)不登校ラボ「アッタナラ」が映画上映のためのクラファン
「起立性調節障害」を題材にした自主映画を千葉県でも
不登校ラボ「アッタナラ」(習志野市津田沼4-8-18、TEL047-411-9390)は、「起立性調節障害」を題材にした自主映画「今日も明日も負け犬。~起立性調節障害と紡いでいく~」の上映に向けて、クラウドファンディングを8月27日まで行っている。7月19日から開始し、現在(8月6日時点)は目標額の80%を越えたという。
プロジェクトメンバーは不登校ラボ「アッタナラ」の及川恵さん、三島万里子さん、Kay(ケイ)さんの3人を中心とし、クリエイティブディレクターとして声松優一(こまつゆういち)さん、アドバイザーとして心理カウンセラーの山田賢明さんが加わり、進められている。
不登校ラボ「アッタナラ」は、さまざまな活動を通じて不登校の現実を伝え、少しでも多くの子どもや保護者が安心して暮らせる社会を作ることを目的として、今年の5月に発足。実際に不登校の子どもを支えてきた市内在住の母親たちが中心メンバーとなり、子どもの不登校に悩んでいる親同士が気軽に話せる交流会を毎月開催している。
同団体は、活動する中で、不登校の原因の一つである「起立性調節障害」という病気に着目した。主な症状としては、倦怠感や脱力、頭痛・腹痛・発熱などがあり、他には朝起きられず午後になり体調が整ってくるという症状もあるという。その結果、学校を欠席、運動不足やストレス、昼夜逆転などの問題が生じ、今や中高生の10人に1人が発症しているといわれている。この「起立性調節障害」に高校時代実際に向き合った本人が監督となり、当時それを支えた仲間と現役の学生と共に作られたのが同映画となる。
「今年の6月ごろにテレビのニュースなどでこの映画や『起立性調節障害』が取り上げられ、見かけることが増えました。ちょうどその頃、息子からもこの映画について紹介されました。息子自身が『起立性調節障害』を抱えていたこともあり、その本人が詳しく調べていたことに心を動かされて、アッタナラのメンバーにも映画を紹介したんです」と映画を知った経緯を話す三島さん。「映画を通して、学生たちが登校や学校生活についての不安を、夏休みが明ける直前に少しでも解消できたら」との想いがあり、上映日にもこだわっている。
同映画は8月27日にプラッツ習志野(習志野市本大久保3-8-19、TEL047-476-3213)にて 14時からと17時からの2回上映。コロナ感染拡大防止対策のため収容率50%とする。同プロジェクトの支援によるリターンは、上映会への参加権と、地域の子供や当事者の親を上映会へ招待する応援券の2つ。どちらも1人分1口1,000円からの支援になり、応援券については後日支援者に対して活動報告レポートをメールにて送付する。
「この映画を当事者の子たちだけでなく、それを支える保護者や先生たちにも見てほしい。もちろんまだ周囲に該当者がいない方でもいい。子どもが学校に行きたくても行けないのは病気のせいであって、サボりでも、怠けているからでもないことを知ってほしい。自分の子どもたちが将来同じような悩みや病気を抱えた時に、知識があるとその後の対応についての行動も変わってくるというので私自身も上映を楽しみにしています。せっかくの機会なのでたくさんの人に見てもらいたい」と呼びかけるKayさん。
「クラウドファンディングのやり方がわからないが、想いに共感し映画上映会に参加したい」という方や、上映当日についての不明点や不安なことがあれば気軽に問い合わせてほしい」と及川さん。問い合わせは「らいふあっぷcollege」(TEL047-411-9390、lifeup-college@jigyodan.com)まで。
詳細はプロジェクトのクラウドファンディングページから
映画の詳細は「今日も明日も負け犬。~起立性調節障害と紡いでいく~」公式HPからhttps://kyoumoashitamomakeinu.com/