ジャンボ餃子で知られる船橋の「餃飯軒」はチェーン店でなかった、船橋出身のオーナーが手掛けたジャンボ餃子の秘密

  2021/7/5
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以下は 3 年前に書かれた内容です

船橋市内に住んでいる人なら誰しも知っているといっても過言ではない芝山~新高根方面の渋滞地域。この渋滞多発地域の途中に半年くらい前から開店している「めちゃッ!餃飯軒」という名前のジャンボ餃子の店について書かせて頂きたい。

僕たち編集部のメンバーは、「ここはチェーン店だから取材しなくって良いでしょう」という共通認識があったのですが、縁あってランチの食事をすることになったのです。「万が一にも…」と思って、

やまけん
「こちらの店ってチェーン店ですよね?ほかにどちらにお店があるのですか??」

店員さん
「いえ、ここ一軒だけですよ」

やまけん
「えっ、チェーン店ではないのですか?」

というやり取りあって、このお店がここに一軒だけの餃子専門店だという事が判明。さっそく別日に取材のアポを入れて訪問させて頂く事にしました。

店主は、丹野昭一さん(51)。船橋市内出身で小中学校共に船橋市内でミニバスからバスケットボールに進んだ典型的な船橋っ子。高校は市立柏高校、山梨学院大学に進学してもバスケットボール選手として活躍していたんだとのこと。

元道とん堀新高根店だった広めの店舗を借りて、最初は「うま煮らーめん醤」というブランドでらーめん屋さんを出店。しかし。経営自体をスタッフに任せてしまっていた為、思っていたような結果が出なかったのだという。

丹野さん
「そんなはずはないって思ったんですよね。ここ中学校とか高校時代に何度も通っていたのでこの立地が持っているポテンシャルがこんなはずはないって確信があったんですよ」

丹野さんは、地元での出店に際し、これまで得意としてきた「らーめん事業」ではない別の飲食事業態での勝負を挑むことを決めた。

大学生時代には、「まかないで飯を食えるから」という理由で地元の人気店にバイト入り。在学中に「バスケで稼ぐよりも人気のらーめん店で修業した方が良いのではないか?」と考えて中退し、そのままらーめん店に弟子入りしたという。

28歳で独立。匝瑳市内に「らーめん華小屋本店」を開業。その後、煮込みらーめん専門店を「うま煮ラーメン醤ラ・パーク成東店」(山武市成東769-1)「うま煮ラーメン醤四街道店」(四街道市栗山862)「背脂豚骨らーめん山六商店」(印旛郡酒々井町上岩崎1108-1)「ホルモンクラブ」(匝瑳市八日市場イ2553-1)など県内各所で煮込みらーめんやチャーシューを看板商品にした5店舗を展開するまでに成長させた。

四街道にあるうま煮らーめん四街道店

一方で、都内も含め5店舗の閉店も経験してきたという。

念願の船橋出店、試行錯誤してメニューを検討したがたどり着いたのは「餃子」。創業当初「らーめん華小屋本店」で出していたレシピ(野菜:肉=6:4の割合)の味だという。

「いろいろ試行錯誤してきたのですが結局たどり着いたのは創業の味でした。大きさにもインパクトを持たせたかった」と丹野さん。餃子の具にあたる「タネ」は1個当たり70gと食べ応えのあるサイズ、特徴的な分厚い餃子皮を手巻きで製造している。

↑大きさのイメージに爪楊枝を置いてみた。決して、食べかけではない。

学生時代、部活の合間にバイトして得た給料で「腹いっぱい食べたい」と願い続けてきた丹野さんだからこそのボリュームと値段設定。部活動帰りの高校生や若い外回りの会社員、現場作業の職人など来店客には男性の割合が高いが、カウンターに女性一人での来店やテーブル席に家族連れの姿も少なくない。

「いつか船橋に帰ってきて自分の店を構えたかった。今回の餃飯軒出店は念願の船橋初出店なのでかなり力を入れています」と丹野さん。次女の下地侑衣さん(24)を店長に据え、長女の萌衣さん(27)にも手伝ってもらい家族で店を切り盛りする。

写真中央・店主の丹野昭一さん、次女で店長・下地侑衣さん(右)、手伝いに入ってくれている萌衣さん(左)

(ちなみに最初の訪問で接客してくれたスタッフだと思った人が、次女の侑衣さんだったのです)

フードメニューは、看板商品の「めちゃッ!餃子(3個)」(240円)、「炒飯」(小・300g/300円、中・450g/450円、大・800g/600円)に加え「旨ダレ唐揚げ(3個)」400円、「油淋鶏(3個)」(450円)など唐揚げにタレで味付けをしたものが4種。「シューマイ(2個)」(300円)、「ワンタン麺」(600円)、「ワンタンスープ」(400円)、「水餃子」(450円)なども用意。

ドリンクは、中ジョッキ350円のほか各種サワー7種(各250円)、ハイボール(300円)、チューハイ3種(300円)、ソフトドリンク6種(各100円)といずれも低価格帯で提供する。

7月頃には小松菜麺を使った担々麺や夏を見据えて冷やしラーメン、冷凍餃子の通信販売や自動販売機なども視野に入れ展開を考えている。「餃子はタネの仕込みをしっかりしておけば管理しやすい。らーめんは店主が経営している店はうまくいくが2店舗目になると難しい。将来的にはフランチャイズ展開も考えています」と丹野さん。

営業時間は、11時~22時(L.O.21時半)、水曜定休。

店名:めちゃッ!餃飯軒
住所:船橋市新高根6-19-17
TEL:047-440-8759
営業時間:11時~22時 ※コロナで変更有
定休日:水曜日
駐車場:30台以上

情報発信
公式HP:有限会社商一 – ラーメン華小屋、うま煮ラーメン醤、背脂とんこつ山六商店、めちゃっ!餃子「餃飯軒」を展開している有限会社商一の公式ホームページです。 (syouichi.jp)
FACEBOOK:不明
Twitter:不明
Instagram:不明

以上は 3 年前に書かれた内容です
主婦と高齢者で千葉を編集する
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2009年、千葉県船橋市でタウン誌「ふなばし再発見!!マガジンMyFuna」創刊、同時にローカルニュース「MyFunaねっと」配信開始。その後、2011年にみ...
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