山口横丁に日本ワイン専門店和洋折衷「泥棒日記」、友人が立ち上げた古着店「泥棒日記」から店名をオマージュ
11/16(水)山口横丁に日本ワイン専門店和洋折衷「泥棒日記」
友人が立ち上げた古着店「泥棒日記」から名前を借りて
船橋駅南口に広がる飲食店街「山口横丁」の一角に店内が洋風、女将は和装で接客という日本ワインを専門に扱うワインバー「泥棒日記」(船橋市本町4-39-10、TEL047-421-3450)が10月初旬に営業開始した。
同店を切り盛りするのは、木村未穂さん。店内はカウンター8席、テーブル席も合わせて全24席。店舗面積は約15坪。照明を落とした店内は、接客メインの高価格帯飲食店を経営していた店舗を居抜きで活用。イスやテーブルには前店の名残があり落ち着いた雰囲気を出している。
木村さんは織田調理師専門学校を卒業すると都内のフレンチレストランに就職、都内中心にソムリエとして経験を積み重ねてくるとフランスへの留学を考えたという。しかし、当時の勤務先「クルックキッチン」で地産地消の考え方を学ぶと「日本の事をちゃんと勉強したことがないな」と考えるようになり、国内各所の日本ワイン醸造所を訪ね歩く事を始めた。
その後、イタリアンの店で高級ワイン専門店のソムリエとして勤務。この頃になると、個人的に休みを利用して日本ワイン産地を訪ね歩くようになり「いつか自分の店を持って、日本ワインの良さを地産食材との食べ合わせで紹介していきたい」と考えるようになったいた。
開業する店舗を探し歩いている時、居酒屋で現店舗のオーナーと知り合い開業に至った。店名は、専門学校時代の同級生が開業した「泥棒日記」から拝借。同級生は数年前に、亡くなってしまったが洋服に和のエッセンスを採り入れた古着店のコンセプトを、日本ワイン、洋風店内に和服の女将という「和洋折衷」で引き継いだ。
ワインは日本ワインを中心に常時120種以上を用意する。長年産地を回ってきたことから入手困難な日本ワインも並ぶ。全てのワインをグラスから提供できるという。フードメニューも生産者の顔が見える国産食材を使用。特に力を入れているという国産のチーズは、日本ワインとの食べ合わせを提案。
「日本のチーズやワインは、海外のものと比較して強い癖があるものは少ない。山椒や梅酒で味付けているものなど特徴的なものがり奥が深い」と木村さん。「千葉県の新品種『つぶすけ』を使用した国産地鶏のカレーには唐辛子を使わず塩も少々。自然のスパイスで味付けしたものを提供しています」とも。
営業時間は17時~24時。火曜定休。
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