御滝不動尊金蔵寺に並ぶ初詣客、獅子の頭噛みやガマの油売りの大道芸も
1/1(日)御滝不動尊金蔵寺に並ぶ初詣客
獅子の頭噛みやガマの油売りの大道芸も
御滝不動尊金蔵寺(船橋市金杉6-25-1、TEL047-448-2833)の境内では1月1日から初詣客でにぎわいを見せ、昼前には池の方まで列が続いた。
地域住民になじみ深い同所へは、毎年多くの参拝者がの初詣に訪れる。境内には屋台が並び、食べ物、お面、射的などが出店し、それらを楽しむ客で活気にあふれていた。
また、同寺の名物となっているのが「獅子の頭噛み」。正月の縁起物として、毎年正月三が日に観音堂前で獅子の頭噛みが市内ボランティア団体により行われる。
市内在住の男児の父親は「毎年来ています。去年まで獅子舞が怖くて泣いていた我が子が今年は自ら頭を噛まれに行き、成長を感じました」と話す。
また、今年は「駄菓子屋リュウ君の店」(本町5-11-14、TEL080-3253-0802)の店主松田誠さんによる「ガマの油売り」の大道芸も初めて行われ、にぎわいを見せた。
「ガマの油」とは、もともとは江戸時代に傷薬として用いられていた軟膏。侍の格好をした松田さんが刀を持ち、紙を刀で切り、切った紙を紙吹雪にして飛ばす場面は華やかで、子どもたちが喜んで紙を拾いに行く場面も。
その刀で腕を切り、その怪我をガマの油ですぐ治すパフォーマンスは、客を驚かせ、観客の子どもたちからは「それは本物の刀?」「痛くないの?」など質問が出た。
市内在住の夫婦は「初めて見ました。とても楽しかった」と笑顔を見せた。市内高校で教師を勤める女性は、子どもたちへの絵本の読み聞かせなどの大切さを話し「私も(大道芸を)習ってみたい」と感想を話した。
松田さんは「昨今、大道芸が廃れ、後継者が少ないことを残念に思い、10年位前に茨城県筑波山で『ガマの油売り口上』を学んだ。ぜひ日本の大道芸を1人でも多くの方に見てもらい、習ってみたいと思う人がいてくれたらうれしい。気軽に問い合わせください」と話す。
同寺院では1月3日まで10時~15時で数回パフォーマンスが行われる予定。