No.42 ボランティア体験・ちいき交流ができる  子ども食堂「米米くらぶ」毎月第2日曜日開催 茂原市高師

  2023/2/20
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今回は、「米米くらぶ」(茂原市認定市民活動団体)代表 牧由美さんが主宰している、「子ども食堂」に行ってきました。
毎月第二日曜日11時~無くなり次第配布終了。主に、手作りおにぎり・生米・調味料・レトルト食品・お菓子・日用品・野菜等。
こちらの活動は、約2年前の2021年11月から、子ども達の健全な育成のための食育とコロナ禍による生活困窮救済も含め、この地域で安心して暮らせることを目的として活動をしています。

子ども食堂

食料品の配布は11時から。朝9時から準備しているという連絡を頂いたので、準備から参加させていただきました。
私が到着した時には、既にボランティアの方々が集合しており、着々と準備を進めていました。親子で参加しているボランティアの方もいて、子どももボランティア体験ができるのです。
子どもがボランティア体験を出来る場所は、なかなか数少ないのではないでしょうか?
そんな貴重な体験が出来る場所の提供も、目的の一つとして活動をしています。

米米くらぶの想い

「米米くらぶ」を立ち上げた想いをお聞きしました。
牧さん:茂原市では、目に見えて生活困窮のこどもはいないように思われています。ですが、核家族の多い中、共働きやシングルでの子育ては、食事を作ることが負担になり、菓子パンやインスタント食品やコンビニのお弁当など購入したご飯で済ませている世帯もあります。子どもたちに、手作りのご飯を食べさせることは、健全な心の成育にも必要なことです。
 孤食で済ます食卓では、「頂きます。」「ご馳走様でした。」と言った食べ物に対する感謝の挨拶もしない子どももいます。
 私達は、お米を食べることから、生産者の苦労やおにぎりにしてお渡しする事で、一つ一つ気持ちを込めて手作りすることが小さな気付きのきっかけになればと願って活動を立ち上げました。
 人は、誰でも食べなければ生きられません。豪華な食事はありませんが、素朴なおにぎりのおいしさを大人も含め、再確認してください。
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「子ども食堂」のメインとなる「おにぎり」は、寄付で頂いたお米を炊いて、一つ一つ丁寧に握っています。中身の具材も寄付で頂いた、梅干を使用しています。

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寄付で頂いた食品を、丁寧に賞味期限の確認をしながら陳列中。

昨今では、物価の急激な値上がりにより、生活に大きく影響を受ける家庭が増えてきています。
ますます、親の収入格差が子どもの食・教育にと様々な機会の貧困につながっています。
小さな活動ですが、誰もが手を差し伸べ、支え合うことで「心の貧しい人を増やさない!」ように、「孤立させない」交流の場でもあります。
茂原市以外の方も是非ご利用ください。*ご利用には受付をお願いしています。
そして今回、取材も兼ねてなのですが、私もボランティアとしても参加させて頂きました。ボランティアの方と来ていただいた方が笑顔で交流をし、また様々な年代の方が訪れて、地域交流の場にもなっていました。
ボランティアで参加している子も、小さい子が来ると「お菓子一緒に選ぼう~」と声をかけたりと、とても素敵な空間が広がっていました。

「誰かの家ではもう不要なもの」が「他の誰かには必要なもの」になっていました。それが、訪れた方々を笑顔にしていました。

 意外と皆さん、「買ったものの食べなかったな~。」「貰ったけれど、食べきれないな~。」という物がご自宅の棚で眠っていませんか? あったとしても、それをどこに寄付をしたらいいのか分からない方も多いのではないのでしょうか?
そんな時には、是非、「米米くらぶ」に寄付してみませんか?

取材・ライター 伊藤遥
*掲載内容は取材日時点のものです。
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DATA
子ども食堂 米米くらぶ (茂原市認定市民活動団体) 
住所 茂原市高師2234-2 「パシオス前」
*随時、ご寄付の品・ご支援を受付中です。
(ご家庭にある食料品や日用品など)
 あなたの行動で救われる方がいます。
ご寄付のご連絡やお問い合わせ
080-1088-1359 (代表 牧)
Instagram
https://instagram.com/npo_dl


もばらって編集部
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茂原市周辺を拠点に仕事や地域活動などに取り組む女性たちが集まって編集部を結成! 茂原市&周辺地域の人、物、場所、イベント、ニュースなど...
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