市内飲食店が「優良ふるさと食品中央コンクール」で農林水産省大臣官房長賞、北習志野「Zuccamo」が受賞

  2023/3/18
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3/18(土)市内飲食店が「優良ふるさと食品中央コンクール」で農林水産省大臣官房長賞

北習志野「Zuccamo」が受賞

 北習志野駅から徒歩3分ほどの場所にある「Zuccamo(ツッカーモ)」(船橋市西習志野3-26-8ファインコート北習志野1F、TEL 047-466-2440)が「令和4年度 優良ふるさと食品中央コンクール」国産農林産品利用部門で農林水産省大臣官房長賞を受賞し、3月15日、学士会館(東京都千代田区)で表彰式が行われた。

 「優良ふるさと食品中央コンクール」とは、一般財団法人食品産業センターが主催しているコンクールで、表彰式は「第44回食品産業優良企業等表彰式」と共に執り行われた。

 同コンクールは、全国各地で生産されている地域色に富んだ食品の中で、製造・加工に関する技術による品質の向上や、地域で生産される農林水産物の加工利用の面で特に優れた成果をあげた食品に対して、農林水産大臣賞、農林水産省大臣官房長賞、一般財団法人食品産業センター会長賞が授与されるコンクールとなる。

 同コンクールにエントリーできるのは、各都道府県から1点のみ。条件としては、都道府県担当課が推薦するもので、過去3年以内以内に製品化し、販売された加工食品であることなどがエントリー条件とされている。

 今回、千葉県からエントリーした商品は北習志野の飲食店「Zuccamo」が製造販売している「船橋産ベーターキャロットポタージュスープ」。同作品は昨年の「食のちばの逸品を発掘2022」で一般部門・銀賞を受賞していることから、千葉県の担当課から推薦があり、エントリーとなった。

 「船橋産ベーターキャロットポタージュスープ」(180g、400円)は2020年5月に販売開始している商品。船橋産の「ベーターキャロット」のうち、規格外となってしまった人参を、同店が市場と同等の価格で市内生産者「重兵衛農園」(高根町)から仕入れ、生クリームと香味野菜、わずかの塩で味付けした化学調味料不使用のポタージュスープ。スープは1食分がパウチされ、冷凍保存で保管できる。

 同店の店主・石井眞砂美さんが市内の食品製造工場「東洋食彩」(船橋市習志野4-10-4)で製造ラインを確保し、製造している。

 同コンクールの部門は、今回「Zuccamo」が受賞した「国産農林産品利用部門」のほか、「新技術開発部門」「新製品開発部門」「国産畜水産品利用部門」があり、北は北海道、南は鹿児島県と全国から28の受賞者が集まった。

 今年度、同コンクールで受賞した商品は「新製品開発部門」では、農林水産大臣賞(1位)は北海道「イナゾーファーム」(士別市)が開発した透き通ったトマトジュース「有機トマトジュース クリア」。

 「国産農林産品利用部門」の農林水産大臣賞(1位)は、滋賀県「水谷醤油醸造場」(彦根市)。滋賀県産の大豆と小麦、天日塩を原料に天然醸造する古式醤油「日日是好日 濃口醤油」が受賞した。2位となる「農林水産省大臣官房長官賞」を受賞したのは、「Zuccamo」のほかに、鳥取県倉吉市の「倉吉ビール」が作る「星空エール」、熊本県「山之一」(球磨郡)が作る「にんにく農家が作った焼肉のたれ」の3品が受賞した。

 審査員長である高増雅子さんは審査員からのコメントとして「どれも甲乙つけがたい商品ばかりでしたが、商品の販売の可能性や着眼点、開発へのストーリーを鑑み、7人の審査員の方々の意見が一致する中で賞を決めた。どれも地域色豊かな優れた商品だった。次年度も期待したい」と話した。

 表彰式に参加した店主・石井さんは「船橋にんじん、船橋産ベーターキャロットを全国区にしたいです。農家さんの努力が少しでも報われるアイデアをこれからも出していきたい」と話した。

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https://myfuna.net/archives/townnews/200521

  • 国産農林産品利用部門・農林水産省大臣官房長賞を受賞した「船橋産ベーターキャロットポタージュスープ」

  • 賞状を受け取る石井さん

  • 「令和4年度 優良ふるさと食品中央コンクール」の受賞者

  • 会場に集まった受賞者には企業が多く、男性が目立った

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