タスキリレー「RUN伴ふなばし2023」の参加者募集、認知症の啓発運動として
8/28(月)タスキリレー「RUN伴ふなばし2023」の参加者募集
認知症の啓発運動として
船橋市内で医療介護従事者が主体となって認知症の啓発運動をしている市民活動組織「RUN伴(ランとも)ふなばし」が現在、12月2日に開催されるタスキリレー「RUN伴ふなばし2023」の参加者を募集している。
2011年に立ち上がった「RUN伴」は、「認知症になっても安心して暮らせる地域づくり」を目指して、認知症の有無に関わらず、オレンジTシャツを着て地域内をランニングしてタスキをつないで認知症啓発をしている。
千葉県内では2017年に実行委員会が立ち上がり、船橋市内でも2017年9月に初回の「RUN伴」が実行され、2019年まで毎年市内でタスキリレーを実施。ゴール地点では和太鼓演奏やミュージカル劇団による演劇などのゴールイベントを開催し、2019年のゴール地点には約200人が集まった。
2020年以降は新型コロナウイルスの影響でタスキリレーが開催できなかったため、「ふなばしオレンジ体操」という認知症予防の要素を取り入れた体操を制作し、SNSで体操動画を投稿するイベントを行ってきた。体操のためにシンガーソングライターの夏目ひみかさんが作詞、作曲した「歌おう踊ろう」というオリジナルソングも完成した。
4年ぶりとなる今回のテーマは「Re Connect ~再びつながる~」。主催は「RUN伴全国版2023実行委員会」。後援は船橋市地域包括ケア推進課、船橋市在宅医療ひまわりネットワーク。「今回は世代間交流という目的もあり、ゴール地点を市立船橋高校に設定した」とRUN伴ふなばし2023実行委員会会長の根本恵太さんは話す。
12月2日の同イベントは、2部構成で開催する。1部では市内を南部・北部・中部・西部・東部の5ブロックに分けて各ブロックでタスキをつなぎ、ゴールの市立船橋高校を目指す「ロードラン」を行う。各ブロックに同校の生徒を1人ずつ配置し、タスキリレーに参加する。2部の「ゴールウォーク」では、同校グラウンド内を歩いてゴールテープを切り、全員で「ふなばしオレンジ体操」を実施する。
根本さんは「自分の親が認知症なので、大変さも分かる。町で暮らしていくためには、地域で助け合っていく必要がある。今回のイベントを通して認知症について知ってもらい、皆さんが認知症について考える1日になればうれしい」と話す。
エントリーはチーム参加制とし、1チーム3人以上(29人以下)。認知症当事者がいなくても可。参加費は1人3,000円(うち500円は認知症まちづくり基金への寄付)。参加方法は「スポーツエントリー」で登録。受付は10月15日まで。