葛飾中と行田中の合同管弦楽部が全国一位に輝く、合同部活動初年度での快挙
3/9(土)葛飾中と行田中の合同管弦楽部が全国一位に輝く
合同部活動初年度での快挙
船橋市立葛飾中学校・行田中学校合同管弦楽部が3月7日、「こども音楽コンクール」で全国一位に相当する文部科学大臣賞を受賞したことを松戸徹船橋市長と松本淳教育長に報告するため、船橋市役所を訪れた。
訪問したのは、葛飾中2年の鎌倉悠雅(ひさのり)さん・栗原大河(たいが)さん、行田中2年の松本望来(みく)さん・矢部美羽さん・宍戸穂香さんの5人。
船橋市立葛飾・行田中学校合同管弦楽部の現在の部員数は、葛飾中学校59人、行田中学校75人の計134 人。部員不足などの理由で、今年度から学校の垣根を超えて合同での活動を始めた。同部は秋に福島県で開かれた「令和5年度日本学校合奏コンクールグランドコンテスト全国大会」でも文部科学大臣賞を受賞している。
「こども音楽コンクール」は全国の小・中学生を対象とした合唱や合奏のコンクールで、令和5年度は、全国949の小・中学校から2万1053人が参加した。
同部は音源素材による一次審査を通過後、地区大会とブロック大会を経て、1月28日にTBS放送センター(東京都港区)で行われた「こども音楽コンクール文部科学大臣賞選考会」の中学校・合奏第2部門に出場。ラフマニノフ「交響曲第2番」から第3楽章・第4楽章を演奏し、文部科学大臣賞に選出された。
合同での部活動については「週に1度しか合同練習ができず、学校も離れているため楽譜のやり取りなどの不安もあった」という。それらを乗り越えた生徒たちは「学校の垣根を超え、同じ方向を向いて音楽活動をすることが良い経験になった。経験を生かし『音楽のまち・ふなばし』を支える力になっていけたら」と市長に喜びと意気込みを伝えた。
ユーチューブで同部の演奏を聴いたという松戸市長は「みんなで一つの歴史を作った。それを次に伝えるためにも、来年度も力を合わせて楽しみながら頑張ってほしい」とエールを送った。