陸上自衛隊第1空挺団バスケ部・柔道部が全国大会優勝、バスケ部は創部以来初の全国優勝

  2024/5/23
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5/23(木)陸上自衛隊第1空挺団バスケ部・柔道部が全国大会優勝

バスケ部は創部以来初の全国優勝

 陸上自衛隊第1空挺団(船橋市薬円台3-20-1)のバスケットボール部と柔道部がそれぞれ2月・3月に全国大会に出場し、優勝。各部の顧問と船橋市出身の部員は5月20日、船橋市役所を訪れ、市長に栄誉を報告した。

 同日、市役所を訪れたのは、陸上自衛隊第1空挺団バスケットボール部から、監督・今野怜(さとし)准尉、船橋市出身の部員・澤田陸士長。柔道部からは、監督・吉岡博之曹長と、船橋市出身の部員・長谷川一輝(かずき)3曹、遠山裕(ゆたか)3曹。空挺団広報班として小坂光生(おさか・みつお)2曹が訪れた。

 陸上自衛隊第1空挺団は、国内の自衛隊のなかでも「一番強い部隊」と称される団で、陸上自衛隊唯一の落下傘部隊でもある。そのため、全国各地から志願者が集まり、日々厳しい訓練を行う精鋭部隊でもある。

 同団の中にも部活や同好会が設けられ、ラグビー、野球、テニス、和太鼓など全20種類の部活や同好会があり、勤務時間外で活動する。今回、全国大会で優勝したバスケットボール部と柔道部が船橋市長を訪れた。

 バスケットボール部は2月17日・18日に朝霞駐屯地体育学校体育館(埼玉県)で行われた「第37回全自衛隊バスケットボール大会」で同部初となる全国大会優勝を成し遂げた。同大会は陸海空の約200基地から選抜されたチームのみが出場できる大会で、全自衛隊の中から男子10、女子7の強豪チームが出場しトーナメントで戦うもの。コロナで開催が見送られていたこともあり、同大会が行われたのは4年ぶりとなる。

 「習志野(陸)」として出場した同部は、準決勝では前回準優勝の「宇都宮(陸)」と対戦。24点のリードで決勝へ進出。決勝では前回優勝チームの「伊丹(陸)」と対戦し、ダブルスコアに近い105対64で優勝を手に入れた。

 同部の部員、澤田さんは船橋市出身。高根台第二小学校に通っているころ「船橋中部MBC」でバスケットを始め、高根台中学校バスケ部、古和釜高校バスケ部へと進んだ。今回の大会ではMVP、敢闘賞が各1人選ばれるが、澤田さんは敢闘賞を獲得した。

 柔道部は、朝霞駐屯地(埼玉県)で3月2日に行われた「第45回防衛大臣杯全国自衛隊柔道大会」において団体戦第1部(無差別級)で優勝し、偉業の4連覇を達成。同大会には防衛省に所属し、全日本柔道連盟に登録する団体や個人が約35チーム出場する大会。団体戦で強豪を相手に勝ち進み、4連覇を達成した。

 柔道部の部員は現在11人。吉岡博之監督はより良い人材確保にも注力し、東海大学柔道部や市立船橋高校柔道部などからの部員が在籍している。今回、市長を訪れた市船出身の長谷川さんと遠山さんは小学生のころから「武道センター」(市場)を会場に活動する「船橋中央クラブ」で柔道を続けてきた。市船では遠山さんは商業科、長谷川さんは体育科で学び、柔道部に所属。長谷川さんは高校3年生のときには、市船柔道部の主将を務めていた。

 報告を聞いた松戸徹市長は「日頃の厳しい訓練の中で、練習もしっかりやり、勝負ごとで結果を出すというのは、あらゆる面ですばらしい。第一空挺団のことはいろんなところで自慢できる」と話し、「各部員のみなさんもこれからもがんばっていただければ」と続けた。

  • 市長を挟んで、左が柔道部、右はバスケ部。一番右は船橋市危機管理監・三塚さん

  • 市長に大会の説明をする柔道部・吉岡監督

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