船橋市役所1階美術コーナーで「大江戸和船文化展」 230艘の和船と50棟以上の建物で江戸の町並みを再現
2024/10/1
10/1(火)船橋市役所1階美術コーナーで「大江戸和船文化展」
230艘の和船と50棟以上の建物で江戸の町並みを再現
船橋市役所1階ロビーの美術コーナーで、約230艘の和船と50棟以上の建物で江戸の町並みを再現したジオラマが「大江戸和船文化展」で10月4日まで展示されている。
羽田で廻船業を営んでいたという実家の船を模して初めて木造和船を作ったのは高校生の時。父の友人の船大工から和船の作り方や歴史を学び、ものづくりの世界に足を踏み入れた。
金型や機械の試作品作りをする職人として勤務する傍ら趣味としてものづくりを続け、木造和船を作り続けた。「最初は和船だけ作っていたのだけど船だけでは世界観が広がらないので家や店も作るようになった」と中村さん。
220年前の絵図から実際の和船の寸法を知り、33種の和船を70分の1サイズで制作。最初は和船だけで展示していたというが「世界観が伝わらない」と、50棟以上に及ぶ江戸家屋や江戸前の魚市場なども同じ縮尺で制作するように。
32年かけて現在展示されている「日本橋」を中心とした活気ある街を再現したジオラマにたどり着いた。魚市場では店頭に並ぶ魚を、八百屋では野菜なども再現している。家屋内部も忠実に再現、屋根の瓦はノミを使って一つ一つ再現している。江戸家屋1棟を制作するのに1ヶ月半程度かかるという。
中山さんの同所での企画展は2度目。初回は今年3月に実施した。市内では西部公民館で開催してというが、船の科学館や大学などでも展示してきたという。浦安市の郷土博物館でも和船の復旧作業を手伝うなど各所で活躍しているという。
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