精神科医療に特化した「船橋北病院」でアルコール依存症に関する公開講座、「生活に支障をきたすような飲み方をしている人は危険」
10/31(木)精神科医療に特化した「船橋北病院」でアルコール依存症に関する公開講座
「生活に支障をきたすような飲み方をしている人は危険」
ふなばしアンデルセン公園の近くにある「船橋北病院」(船橋市金堀町521-36、TEL 047-457-7000)の体育館で11月9日、同院での開催は2回目となる市民公開講座「依存症って病気なの? お酒に関するあれこれ考えよう」が開催される。
同院は、1984(昭和59)年に開院。同院を経営する「健仁会」(理事長・小池健さん)は、現在では関東圏に8つの病院、2つのクリニック、複数の障がい福祉サービス事業を展開しているが、そのスタートとなった地が「船橋北病院」となる。
開院当初から精神科医療を軸にし、アルコール依存症に対応する「アルコール専門病棟」があるほか、ギャンブルなどの依存症に対応する「ギャンブル障害外来治療プログラム」なども展開。
アルコール、ギャンブル、薬物などの依存症の治療に対応する病院は珍しく、千葉県内でも数えられるほど。長年、専門的に治療に携わってきた同院は、千葉県内においてこうした依存症治療の拠点機関となってもいる。
同院では千葉県や船橋市と連携して県内各所で、アルコールやギャンブル等依存症の相談会(無料)を行っている。
「アルコールもギャンブルも、意外と自分が依存症になりかけているということに、気付かないケースが多い」と精神科医の三田さんは警鐘を鳴らし、11月10日~11月16日がアルコール関連問題啓発週間であることから、「より多くの人に依存症のことを知ってもらいたい」と11月9日に市民公開講座を開催する。
「生活に支障をきたすようなお酒の飲み方をしている人は危険だと思っていただきたい」と三田さん。「深刻な問題になる前に、ご本人、ご家族からでも、気になる方はまずはお気軽に相談員にご相談ください」と木村さんは続ける。
当日は講演会だけでなく、アルコール依存症当事者と家族の話もあるほか、「千葉ダルク」によるエイサーが演じられる予定。
参加費無料。市民公開講座は13時30分~15時30分。事前申込不要。駐車場あり。