パワーリフティング大会優勝の小林和沙さんが市長表敬、競技開始からわずか1年で優勝
12/2(月)パワーリフティング大会優勝の小林和沙さんが市長表敬
競技開始からわずか1年で優勝
船橋市内在住で旭中学校出身の小林和沙(かずさ)さんが11月25日、「全日本パワーリフティング選手権大会」で優勝したことを松戸徹市長と松本淳教育長に報告するため、船橋市役所(船橋市湊町2-10-25)を訪れた。
小林さんは、7月13日に長崎県対馬市で開催された全日本パワーリフティング選手権大会に出場。初出場にして、マスターズ1の76kg級で優勝した。
パワーリフティング競技は、スクワット、ベンチプレス、デッドリフトの順に行われ、各種目とも3回試技を行う。3回のうち一度でも挙上できれば成功となり、成功した最も重い重量の試技を記録としてトータルに加算する。1試技が行われるたびに次の競技での重量を決めるルールとなっており、駆け引きも重要な勝負の分かれ目となる。
大会で小林さんは、対戦相手に序盤20kgのリードを許すも、5kg差で入った最終試技のデッドリフトで日本新記録となる153.5kgを挙げ、逆転優勝。競技歴わずか1年で優勝を果たした。
小林さんは「強い相手だったので自信がなかったが、最後に一番好きなデッドリフトを挙げきることに意識を切り替え、逆転することができた」と振り返る。
「競技を始めたきっかけは、産後のダイエットのためだった」と小林さん。自宅近くにある船橋市運動公園(夏見台6)のトレーニング室で「スミスマシン」を使ったトレーニングを始め、居合わせたパワーリフティング経験者の男性から「筋がいいから本格的に練習してみては」と勧められた。
その後は、仕事終わりや休日に市内の24時間営業のジムに通い、練習を続けてきた。小林さんは「パワーリフティングは、練習メニューにルールがついて競技になったもの。バーベルがあれば誰でもどこででも気軽に始められる。仕事や家事、子育てをしながらでもできるので、一緒にやりたいという方が増えたらうれしい」と話した。
松戸市長は「趣味で始めてここまで力をつけ、優勝したのはすごい。これからも笑顔でがんばってほしい」、松本教育長は「始めて約1年で優勝とは驚き。大人だけでなく子どもにも、競技を周知してもらえたら」とそれぞれ激励の言葉をおくった。