ピーターパンに東葉高校とコラボした「とよすけパン」登場、国登録有形文化財「東葉門」保全活動の一環で

  2025/4/12
シェア ポスト 送る

4/12(土)ピーターパンに東葉高校とコラボした「とよすけパン」登場

国登録有形文化財「東葉門」保全活動の一環で

 船橋に本社があるパン店「ピーターパン」(本社:船橋市海神3-24-14、TEL047-410-1023)では4月1日から、東葉高校(船橋市飯山満町2-665-1)のマスコットキャラクター「とよすけ」の顔をイメージした「とよすけパン」の販売を開始。パンの売り上げの一部は東葉高校の正門として保存されている「東葉門」の保全活動に寄付される。

 東葉高校の前身は「船橋学園女子高等学校」。同校の始まりは1925(大正14)年、船橋で初めての女子高として開校した「船橋實科高等女学校」で、当時は船橋市宮本6丁目に学校があった。1996(平成8)年、現在の飯山満町に校舎を建設、移転した同年、東葉高等学校に校名を変更し、現在に至る。同校は今年4月11日、100周年を迎えた。

 1967(昭和42)年から飯山満町、近藤家屋敷跡に「校外第二運動場」を開設してこともあり、1980(昭和55)年には近藤喜久司氏から「近藤家長屋門」(現在の東葉門)が同校に寄贈された。2000(平成12)年、東葉門が国登録有形文化財に指定されたこともあり、今年100周年を迎えた同校では100周年事業のひとつとして「東葉門の調査・修繕を行い、さまざまな方に見ていただけるように整備する」という計画が立てられている。

 そこで、より多くの人に「東葉門」を知ってもらうべく、同校からピーターパンに「東葉高校のマスコットキャラクター『とよすけ』のパンを販売してもらえないか」と相談を持ちかけた結果、とよすけをイメージした「あんパン」が完成。4月30日までの期間限定で販売し、1つ販売すると20円が東葉門の保全活動に寄付されるという。

 「とよすけパン」は、船橋市内の店舗のみならず、市川店、本八幡駅店を除く県内のピーターパン店舗全店舗で販売し、店内には美術部が作成した東葉門の紹介ポスターも掲示している。さらに、パン購入者には、同校美術部の学生が作った「東葉門」と学生が考えた同校のマスコットキャラクター「とよすけ」を紹介するチラシを同封する。

 ピーターパン販売部販売企画チーフの横手敦子さんは「地域の学校とのコラボはこれまでにも取り組んでいて、県立八千代高校とコラボして商品開発したことなどもある。今回は、商品は当方で考えたものだが、チラシやポスターは東葉高校の美術部の方たちが制作してくださった」と話す。

 「とよすけパン」(345円)は大人の手のひらサイズのパン。目の周りの茶色い部分はメロンパンの外側の生地を使ったもので、中の餡は、東葉高校のロゴマークが若草色をしていることから、特別にうぐいす餡を使用している。商品開発にあたっては「とよすけの目の周りの配置や目を作るのがなかなか難しい。『とよすけ』の固体差も楽しんでいただければ」と横手さん。「購入いただく際は、午前中のほうが購入いただきやすいです」とも続けた。

 販売は4月30日まで。

  • 飯山満地区で活動している「とよすけ」(中央)と、とよすけおじいさんとお姉さん(提供画像)

  • 海神にあるピーターパンの店舗

  • 店内で並ぶとよすけ

  • 東葉門(提供画像)

MyFunaねっと
MyFunaねっと
千葉県船橋市に特化した情報を発信するタウン誌「ふなばし再発見!!マガジンMyFuna」編集部が運営するローカルニュース「MyFunaねっと」の情報を掲...
プロフィールや他の投稿を見る

シェア ポスト 送る