
南極観測船の体験型イベント「チャレンジングSHIRASE」開催へ 海上自衛隊の護衛艦も隣に接岸予定
5/12(月)南極観測船の体験型イベント「チャレンジングSHIRASE」開催へ
海上自衛隊の護衛艦も隣に接岸予定
船橋の沿岸部に係留する前南極観測船「SHIRASE5002」(船橋市高瀬町2)で5月24日、「2025第2回チャレンジングSHIRASE」が開催される。主催はWNI気象文化創造センター(千葉市美浜区)。
同船は日本で三代目の南極観測船。2008年に引退後、引き受け手が見つからず廃棄処分が決まっていたが、ウェザーニューズ(千葉市)の創業者・石橋博良さんが「地球環境のシンボルとして活用し、第二の船出を開始したい」と引き受けた。
その後、船名をひらがなからローマ字の「SHIRASE5002」に改名し、2010年から一般公開を開始。現在は同センターが所有し、定期的に公開イベントを実施している。
当日は、五感を使って空の様子を読み、天気を予測する「ソラヨミ教室」や、南極の自然や観測活動について学べる「南極クラス」、触れて体験できる「地球体験コーナー」などを実施予定。また、船上ライブや来場者参加型の「大声コンテスト」など、多彩な催しも用意されている。
そのほか、船内見学や日本の南極観測の歴史、SHIRASE5002の現役時代の活躍を紹介する展示コーナーも設けられる。
目玉企画の一つとして、イベント当日には海上自衛隊の護衛艦が近くに接岸し、展示される予定。また、どんな内容かは当日まで明かされない「スペシャルツアー」も予定されており、子どもから大人まで楽しめる内容となっている。
SHIRASE5002の管理責任者・三枝茂さんは「今年は船橋係留から15周年を迎える記念の年。イベントを通じて船橋にこのような大型船があることを多くの人に知ってほしい」と話し、「天気や気象に気軽に親しめる場所として、SHIRASE5002の魅力や役割を伝えられるイベントにしたい」と意欲を見せた。
開催時間は10時から16時まで(最終入場は15時30分)。参加費は無料。事前予約不要。
当日は、京葉線新習志野駅南口から会場までの無料シャトルバスを運行。駐車場は設けない。天候や海洋状況により中止または内容変更となる場合あり。開催有無は前日の17時までにSHIRASE公式ホームページで発表される。
関連サイト:
https://shirase.info/