
船橋本町の居酒屋「KO-YO丸」が1周年 自家製さつまあげや限定日本酒も提供
9/17(水)船橋本町の居酒屋「KO-YO丸」が1周年
自家製さつまあげや限定日本酒も提供
船橋駅から徒歩9分のところにある居酒屋「KO-YO丸」(船橋市本町2-29-17-3)が、7月17日で開業1周年を迎えた。
店主の佐藤弘さんは北海道札幌市出身。船橋駅北口にあった「大とら」で25年間勤務したのち、店主の体調不良による閉店を機に独立した。「オープンから振り返って怒涛の1年だった」と佐藤さんは振り返る。
高校卒業後に上京した佐藤さんは寿司店で約12年間修業し、その後「大とら」で長年腕を振るった。常連客やスタッフとの縁は「KO-YO丸」にも引き継がれ、大とら時代から働くアルバイトスタッフが現在も店を支えている。「かつてのアルバイトの子が成長して、就職や結婚の報告に訪れることもある」とほほ笑む佐藤さん。
常連客から人気だという「自家製さつまあげ」(740円)は、毎朝、船橋市地方卸売市場で仕入れたクロダイを使い、店内で一から手作りしている。仕込みから調理までを一人で担うことにこだわり、「自分の手を通したものを出したい」と話す。ほかに「釜めし 鶏釜」(1,100円)は親鶏のひき肉を使い、歯ごたえのある食感が特徴。「だし巻き玉子」(530円)などの定番もそろう。
「本日のおすすめ」には「ホッカイタコ」(880円)、「鬼殺し肉豆腐」(800円)、「でんでんたいこ串」(250円)などがあり、市場で仕入れた鮮魚を使った刺身や一品料理が充実している。
ドリンク類は日本酒と焼酎を幅広くそろえる。特に日本酒は「全国制覇したい」と佐藤さんが話すほど力を入れ、気になる銘柄があれば産地へ足を運び仕入れるという。ラインアップには「不動」(1合1,100円)をはじめ、「醴泉」(980円)、「瀧自慢」(970円)、「会津中将」(880円)などが日替わりで登場する。
店内はテーブル2卓8席、カウンター10席を用意。午後9時までは禁煙とし、子ども連れも歓迎している。
店名の「KO-YO丸」には家族への思いが込められているという佐藤さん。父親の名から「幸」、母親の「弘」を合わせて「こう」と読み、自身の「洋」を「YO」に置き換えた。ロゴは「大とら」時代からのスタッフが描いたもので、趣味のカヌーに乗ったニワトリをモチーフにしている。カヌーを始めたきっかけは、父親から譲り受けたカヌーで、約15年前に趣味として始め、現在も家族や仲間とカヌーやキャンプを楽しんでいるという。
佐藤さんは「子どもが大きくなって、またその子どもを連れてきて、『お父さんもおじいちゃんも通ってたんだよ』と世代でつながってくれる店になりたい」と笑顔を見せる。
営業時間は16時~23時。日曜定休。