
麗澤中学・高等学校SDGs研究会が船橋市内のマルシェで小児がん患者の支援活動 御瀧不動尊境内での「KANマルシェ」にレモネードスタンド出店
9/25(木)麗澤中学・高等学校SDGs研究会が船橋市内のマルシェで小児がん患者の支援活動
御瀧不動尊境内での「KANマルシェ」にレモネードスタンド出店
「御瀧不動尊」で知られる御瀧山金蔵寺(船橋市金杉6-25-1、TEL:047-448-2833)で9月21日に行われた「KANマルシェ」の一角に、麗澤中学・高等学校SDGs研究会「EARTH」が小児がん患者支援のための募金活動「レモネードスタンド」を出店した。
同会は2020年に設立され、活動のきっかけは小児がん患者の治療を支援する少女の話に感銘を受けたこと。以来、学校内で文化祭や保護者会などのイベント時や柏市の百貨店での出店を続け、昨年度は16万3561円を集めた。
同活動では、来店者による100円以上の募金の謝礼としてレモネードを手渡すというもの。集まった寄付金は全額を「NPO法人ゴールドリボンネットワーク」に寄付し、小児がん患者の交通費や研究費、大学進学時の奨学金支援に充てられている。年間30万円の寄付を目標に掲げ、活動を広げている。
コロナ前までは手作りのレモネードを配布することもあったが、コロナ禍後は衛生面や学業の合間に活動する生徒らの負担軽減のため、既製品を渡している。
同会リーダーの阿千瑛(ほとりちあき)さんは「これまでは学内や柏市で百貨店と協力して活動してきたが、より多くの人に知ってほしいと考えた。親子連れが訪れるイベントに参加したいと思い、中村さんに連絡を取りました」と話す。
マルシェが始まると同会のブース前で立ち止まり、寄付をする来場者の姿が見られた。彼岸の参拝客や公園遊びの親子連れ、祈祷に訪れた人々に向け、学生たちが積極的に声をかける様子も見られた。
副顧問の市川恵先生は「外部イベントで単独出店するのは今回が初めてです。本校は生徒たちの『やりたい』という思いを形にしやすい校風。今回の経験は生徒にとって貴重な機会。KANさんのおかげで良い形で出店できた。今後は船橋や近隣市でも活動していけたら」と今後の展望を話した。
マルシェ主催の「KANマス」こと中村修さんは「今回のことで初めてレモネードスタンド活動を知り、応援しなくてはと思った。出店場所を探していたので出店機会を増やせるよう、継続的に応援していきたい」と意欲を見せた。
次回は11月23日に同場所で開催予定のイベントに出店を検討中。