
「踊るって楽しい!」民舞連スマイル 船橋発の盆踊りユニットが活動拡大中
10/12(日)「踊るって楽しい!」民舞連スマイル旗上げ
船橋発の盆踊りユニットが活動拡大中
船橋市内の有志による盆踊り団体「民舞連スマイル」(船橋市高根台7-12-19)が、地域に根ざした盆踊り文化の継承と踊り手の裾野拡大を目指し、今年春から本格的な活動を開始している。
練習拠点は高根小学校(高根町2895)で、毎週日曜18時から20時30分まで練習を行っている。
同団体は、市民パレードや町内会の夏祭りで一般参加したメンバーを中心に発足。「浴衣を着て踊るのが楽しい」「もっと踊れる場を増やしたい」との声が集まり、仲間同士で自然発生的に踊りの輪が広がっていった。
現在は正会員6人、オブザーバーを含めて21人が在籍している。
活動当初は、従来の団体の枠にとらわれず、踊りが好きな人が各地の盆踊りに集まって「ゲリラ的」に参加するスタイルで立ち上がった。
衣装も自前のものを持ち寄り、「傭兵部隊のように踊りの現場に駆けつける」(メンバー談)フットワークの軽さが各地のまつり主催者から支持を集めている。
また、踊りの統一にも意欲を見せており、代表の伊藤佳美(かはる)さんは「高齢化が進むなかで振り付けの伝承が難しくなっている。標準的な振り付けを提示することで、若い世代にも親しみやすい環境を整えたい」と語る。
市内各所で行われる盆踊りにおいても、共通の踊りを通じて地域間での世代を超えた交流を活性化させる狙いがある。
今後は、SNSを活用した発信力の強化にも取り組む方針。インスタグラムでの動画発信や、浴衣姿の踊り手を通じた魅力の訴求を通じて、新たな世代へのアプローチを進めていくという。
「民舞連スマイルは、踊りを通じて地域の人々が自然に集まれる場所を作りたい。誰もが笑顔になれる盆踊りを、これからも船橋から広げていきたい」と関係者は話している。