
船橋の友野剛行さんが居住支援ノウハウの集大成 船橋のあんど、実践マニュアル刊行
10/18(土)船橋の友野剛行さんが居住支援ノウハウの集大成
船橋の居住支援法人「あんど」が実践マニュアル刊行
千葉県船橋市を拠点とする居住支援法人「株式会社あんど」(船橋市湊町2‑5‑4、TEL 047‑404‑1940)は、居住支援の実践知をまとめた書籍「居住支援実践マニュアル」(ぶどう社、税込2,200円、176ページ)を10月21日に販売開始する。
販売前にも関わらず2025年9月末時点でAmazon「介護福祉」カテゴリでベストセラーとなっている。全国の書店・オンラインでの販売が楽しみに待たれている。
同書は、住宅を確保しにくい人々(住宅確保要配慮者)を対象に、支援現場で培ったノウハウを整理。物件紹介、家賃債務保証、入居後の見守り、退去支援、関係機関との調整など多岐にわたる実務を、図解を交えながら解説している。
著者の友野さんには、支援相談が7,000件を超える実績があり、担当者向けの実践的な手引きとして期待される。
株式会社あんどは千葉県および神奈川県で「住宅確保要配慮者居住支援法人」として指定を受けている。共同代表の西澤希和子さんは不動産業の経営者、福祉畑の友野剛行さんと共同経営することで互いの特技を融合した支援モデルを展開している。
友野さんは、障害福祉サービス運営の経験を背景に、賃貸住宅の入居拒否問題に直面したことを契機に、支援付き家賃保証モデルの構築に取り組んできた。
本書では、どのようなタイプの生活課題を抱えた入居希望者に対して、どのような支援を組み立てるべきかについても論じられており、初学者にも熟練者にも手元資料となる内容だという。
書名には「この本をたたんだら誰かに会いに行きましょう」という副題が添えられ、支援者の行動を促す意図が込められている。書籍は全国の主要書店およびオンラインで流通しており、支援関係者や自治体職員らを中心に注目を集めている。
「居住支援は、制度や法律を学ぶだけではなく、一人ひとりの暮らしに寄り添うこと。支援者の皆さんがこの本を通じて、自ら動き出すきっかけになればうれしい」と、友野さん。