市船・県船の生徒が船橋駅で「飲酒運転ストップ」呼びかけ 船橋税務署と警察が初の合同啓発
11/1(土)市船・県船の生徒が船橋駅で「飲酒運転ストップ」呼びかけ
船橋税務署と警察が初の合同啓発
船橋税務署(船橋市東船橋5-7-7)は10月29日、船橋警察署、市立船橋高校、県立船橋高校の協力を得て、「20歳未満の者の飲酒防止・飲酒運転撲滅キャンペーン」をJR船橋駅北口で実施した。
午後4時から約1時間、通勤客らに啓発用ティッシュを配布し、飲酒運転根絶を訴えた。
この取り組みは、未成年者の不適切な飲酒を防ぐとともに、飲酒運転による交通事故をなくすことを目的としたもの。酒類行政を担う船橋税務署が中心となり、飲酒運転取締りを行う船橋警察署と連携した。
税務署関係者は「お酒の正しい理解と節度ある消費を広めたい」と話し、警察関係者は「県内の交通事故死者数の中でも飲酒が関与するケースをゼロにしたい」と強調した。
キャンペーンには、船橋税務署や船橋警察署などの職員も参加。船橋酒類業懇話会や酒販組合の関係者に加え、クボタスピアーズやサントリー、アサヒビールなどの企業も協賛した。
市立船橋高校と県立船橋高校の生徒たちは、生徒会やボランティア部として参加し、駅利用者に笑顔で声をかけティッシュ配布などに協力。
会場には、税の啓発キャラクター「いーたくん」や「マイナちゃん」、千葉県警のマスコット「シーポック」なども登場、家族連れや子どもたちの注目を集めた。
松戸徹船橋市長も駆けつけ、通行人にティッシュを手渡しながら「飲酒運転のない安心安全な街を目指そう」と呼びかけた。
主催者によると、今回の取り組みは飲酒防止だけでなく、「税」や「社会制度」への理解を深める主権者教育の一環としての意義もあるという。
税務署担当者は「税や法律を支えるのは次の世代。若い人たちが社会の仕組みを理解し、自ら考える契機にしてほしい」と話した。
キャンペーンは毎年秋に実施しており、近年は高校生やプロスポーツチームなどの協力を得て行っているが、今後も官民が連携し、地域ぐるみで飲酒運転防止を呼びかけていく方針だという。










